世界中に熱狂的なファンを持つ“エドワード・ゴーリー”大規模な回顧展初開催&ムック本も必見!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

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 『MOE』特別編集のムック本『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が2016年3月31日(木)に発売される。

 AからZまでの頭文字を持つ子どもたちが、次々と災難に遭う『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や、世にも不思議な“副詞”がテーマのアルファベットブック『華々しい鼻血』など、独特の世界観とモノトーンの緻密に描かれたイラストで、世界中に熱狂的なファンを持つアーティスト、エドワード・ゴーリー。

日本では異色の絵本作家として知られており、特集が組まれた『MOE』2015年3月号は大反響を呼んだ。そんなエドワード・ゴーリーの原画展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展」が日本初上陸を果たす。2016年4月2日(土)から兵庫県の「伊丹市立美術館」に始まり、約2年間の予定で全国の美術館を巡回する。

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そして原画展の開催を記念し、ムック本『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が発売される。同誌では、ゴーリーが手掛けた絵本をはじめ、挿絵や装丁の仕事、舞台のセットや衣装デザイン、ゴーリーの人生からファッションまで、奇才ゴーリーに全116ページで迫る。また、ゴーリーの愛好家として数々の作品を収集する濱中利信の秘蔵コレクションなど貴重な資料も一挙公開。さらに、吉本ばななや柴田元幸などが寄稿し、綴じ込み付録として「エドワード・ゴーリー ポストカードセット」が付いてくる豪華な1冊だ。

展覧会では、原画・書籍・資料など約350点を一挙展示。また、濱中のコレクションを特別に加え、アメリカ本国だけでなく、日本にあるゴーリーの貴重な資料までもが一堂に会する貴重な機会となる。展覧会の最新情報は『MOE』でも随時紹介。4月2日(土)に発売される『MOE』5月号では、展覧会で公開される原画を中心に、ゴーリー作品を紹介する予定だ。

■『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密
編:MOE編集部
価格:1,200円(+税)
発売日:2016年3月31日(木)
出版社:白泉社

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■『MOE』5月号
価格:860円(税込)
発売日:2016年4月2日(土)
出版社:白泉社

エドワード・ゴーリー
絵本作家、イラストレーター。1925年2月22日、アメリカ・シカゴに生まれる。ハーバード大学フランス文学科卒業後、ペーパーバックを出版するダブルディ社の専属アーティストとして、挿絵やブックデザインなどを手がける。1960年、ルッキング・グラス・ライブラリーに移籍。1962年、自身の手がけた絵本を発行するファントッド・プレスを立ち上げ独立。絵本をはじめ舞台美術、ポスターなどさまざまな分野で活躍。1977年、ブロードウェイの舞台「ドラキュラ」のセットと衣装デザインを担当し、トニー賞を受賞した。1986年、ニューヨークからマサチューセッツ州のケープ・コッドに拠点を移し、2000年4月15日心臓発作で死去。75歳。

「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展」
<伊丹市立美術館>
開催期間:2016年4月2日(土)~5月15日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
住所:兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
入館料:一般800円、高大生450円、小中生150円
⇒伊丹市立美術館公式サイト

<下関市立美術館>(巡回予定)
開催期間:2016年9月8日(木)~10月23日(日)
住所:山口県下関市長府黒門東町1-1
⇒下関市立美術館公式サイト

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