山本美月・伊野尾慧のW主演で『ピーチガール』実写映画化! 「絶対観に行く!!」「懐かしくなって読み返してみた」

映画

公開日:2016/4/12


 少女漫画家・上田美和のウルトラヒット作『ピーチガール』。モデルや女優として幅広く活躍する山本美月と、映画初出演&初主演となるHey! Say! JUMP・伊野尾慧のW主演で、2017年に実写映画化されることが決定した。同作のファンからは「絶対観に行く!!」「ピーチガール懐かしい、子供の頃めっちゃ見てた。行くに決まってるっしょ!」「美月ちゃんと伊野尾くんとか最高! 私得すぎる」「ピーチガール実写化するとか聞いて懐かしくなって読み返してみた」と大興奮のようだ。

 水泳をやっていたせいでガングロギャルに間違えられてしまう、赤髪で肌の黒い女子高生・安藤もも。でも実はとても真面目で純粋な心の持ち主で、中学生時代から“とーじ”こと東寺ヶ森一矢に好意を抱いていた。両想いの2人、でもそうは問屋が卸さない。学校イチのモテ男・岡安浬(カイリ)がももに好意を抱き、さらに腹黒で一癖も二癖もある史上最強の小悪魔・柏木さえの出現で、もうてんやわんや状態。三角関係ならぬ四角関係の恋の行方はどうなるの――?

 全18巻刊行され、1997年から『別冊フレンド』で連載、1999年には第23回講談社漫画賞で少女部門賞を受賞し、2005年にはテレビ東京系にてアニメ化されるなど、大好評を博した少女漫画だ。

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 高校生の恋愛事情を描いている本作は、連載当初から小学生から高校生を筆頭に絶大な人気を誇り、「ももととーじの恋の行方が気になる」「2人が絶対結ばれますように」「2人が好きすぎてつらい」といった声や、「私も『もも』みたいに周りから勘違いされる見た目だからなんか共感しちゃう!」「ホントは優しくて真面目…ほんとそれ」「誰もわかってくんないよね。ももの気持ちは私が一番理解してるよ」と当時の女子高生の心をグッと掴んだ。またそれと同じくらい「さえがうざ過ぎる」「もう2人の恋路をじゃましないで!」「さえはもういい!」と、登場人物の一人に激怒するファンも。

 柏木は前述のとおり史上最強の小悪魔で、恋を成就させるために援交詐欺を働き、「あたし妊娠してるの。責任とって」と爆弾発言をする。ももとは正反対で色白、可愛く儚げなさえは女優顔負けの演技力でとーじを我が物にしようと様々な罠を仕掛ける。ファンの怒りはごもっともだが、「でもこういう人っているよね」「女友達いないけど、男友達はめっちゃいるみたいな?」「さえみたいな存在がいないと恋愛漫画は始まんないけどね」と、なんだかんだで漫画を賑やかす存在のさえに温かい声も寄せられていた。

 実写化にあたり、学校一のモテ男・岡安浬を務めるHey! Say! JUMP・伊野尾は、今回が映画初出演ということで「自分が映画に出演させていただく日がこんなに早く訪れるとは思っていなかったのでとても驚きました」と心境を漏らしながらも、「見ている方々をドキドキさせて、カイリを好きになって貰える様に頑張ります!」と熱い思いを語った。

 主人公・安達ももを演じるのは、神徳監督から「這いつくばってでも食らいついていく雑草のような根性」と高い評価を得る山本美月。山本も今作が恋愛映画初主演ということもあって、「以前から少女マンガ原作の作品に、また関わりたいと思っていたので、しかも今回主人公を演じさせていただくという夢が叶って本当にうれしいです!」と出演の喜びを語った。さらに、「色黒設定にはビックリしましたが(笑)」とも話し、正統派美女が見せる役作りでの変身ぶりにも注目だ。

 2017年は、もも、さえ、とーじ、カイリの四角関係の恋に悶え、きゅんきゅんする年になりそう。その他のキャストや公開日など続報を楽しみに待とう。

映画「ピーチガール」
公開日:2017年
原作:上田美和
監督:神徳幸治
脚本:山岡潤平
キャスト:山本美月、伊野尾慧 ほか
⇒映画「ピーチガール」公式サイト


■『ピーチガール』18巻
著:上田美和
価格:390円(+税)
発売日:2004年2月13日
出版社:講談社