「MOCO’Sキッチン」速水もこみち渾身の秘蔵肉料理レシピ公開!【作ってみた】

食・料理

更新日:2016/4/13


『MOCO’Sキッチン LOVE MEAT』(速水もこみち/ぴあ)
『MOCO’Sキッチン LOVE MEAT』(速水もこみち/ぴあ)

 上から大量にオリーブオイルをふりかける速水もこみちさんの姿が印象的な、朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系列)の料理コーナー「MOCO’Sキッチン」は、開始から5年が経ちました。これほど長く続いてきたのも、関係者にも滅多に触らせないという速水さん自らが書き留めてきた秘蔵レシピがあったからだったとか。その数、実に1,200以上!そんな中から番組でも好評だった、美味しくてセンスがいい、ほめられ肉料理ばかりを集めた『MOCO’Sキッチン LOVE MEAT』(速水もこみち/ぴあ)が発売されました。鶏、豚、牛、羊と、種類別に紹介されたレシピは全47品。また、もこみち流料理の盛りつけ方や皿選びのこだわりなども紹介されていて、コーナーファンならずとも参考になる話満載です。今回はこの中から、鶏、豚、牛の肉料理3品を実際に作ってみました。

1.ボリューム満点! 甘辛いたれがクセになる
「鶏むね肉の甘だれ おんたまのせ丼」(P.17)


 サラダ油を熱したフライパンに塩こしょうをした鶏むね肉を入れ、こんがりと焼きます。そこに、しょうゆ、みりん、酒、砂糖、はちみつ、長ねぎを加えて、さらに炒め合わせます。これを、ご飯を盛った丼の上にのせ、中央に温泉卵を置き、青ねぎ、白ごまを散らせば完成です。

 こちらは、お肉の中でもあっさりしていて女性でも好む人が多い鶏むね肉を使った丼レシピです。はちみつを加えてコクと照りがプラスされた甘辛いたれが淡白な味の鶏肉にしっかり絡んで、ご飯が進む進む。さらにそこに、これまた女性が好きなとろ〜り温泉卵が混ざることで、丼一皿をペロっと食べられました。もちろん男性も大好きな味ですよ。

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2、たっぷりな薬味の爽やかな香りが食欲そそる
「さっぱりみょうが大葉入り 豚のしょうが焼き」(P.33)

 サラダ油を熱したフライパンで豚ロース肉をこんがり焼きます。そこに薄切りした玉ねぎを加え、塩こしょう、おろしにんにく、おろししょうがを加えて炒め合わせます。さらに、しょうゆ、酒、みりんを加えて全体に絡めたら皿に盛り、その上に千切りした大葉、みょうがをのせれば完成です。

 こちらは豚ロース肉を使った定番のしょうが焼きに、たっぷりの薬味をのせて味わう、これからの季節にぴったりなさっぱりレシピです。しょうが焼きだけだと味に飽きがちですが、シャキシャキとした薬味が入ることで良いアクセントになって、より女性好みな一皿になりました。

3、料理上手になった気分になれる「ビーフストロガノフ」(P.65)

 オリーブオイルを熱したフライパンに玉ねぎ、マッシュルーム、牛もも肉を入れて炒め、さらに、塩こしょう、バター、ブイヨンスープ、牛乳を加え、トロリとするまで煮ます。これを、ご飯を盛ったお皿に盛り付ければ完成です。

 この料理名を聞いただけで難しそうと思われがちな、牛もも肉の薄切りを使ったレシピです。でも、ここではもこみち流にかなり簡単にアレンジされており、炒めて煮込むだけで出来ました。とってもシンプルな味付けにもかかわらず、食べてみるとしっかりとコクのある味で、これが柔らかい牛肉に絡んで美味しい。これをおもてなし料理として出したら、きっとほめられること間違いなしです。

 

男女問わず、誰の胃袋をも掴めるもこみち流肉料理
テレビを見ていると、凝った食材や調味料をふんだんに使い、ちょっとマネしにくそうに思われる人も多いと思います。しかし、材料さえ揃えば意外とシンプルな調理でできていることに気づくはずです。見た目と共に味もいつもとちょっと違うアレンジ料理が楽しめるのがもこみち流。ぜひ人が集まる機会に作って欲しいレシピです。

文=JUNKO