林家木久扇一門に幸せをもたらす縁起のいい愛犬とは?

芸能

公開日:2011/9/5

「小学校4年生から高校生まで、自分の学費を稼ぐのに、新聞配達をしていたんですよ. 当時は野犬がいっぱいいて、毎朝のように追いかけてくる。それがまた怖ろしかった」
  
以来、犬が大嫌いになったという林家木久扇さん。その気持ちが変化したのは、自分の長女が犬を飼いはじめてからだった。
  
「何匹か飼ったんですけど、今いるのは川上犬とポメラニアンの2匹。川上犬というのは、ニホンオオカミの血が混じる和犬で、長野県の川上村が産地なんです」
  
世話をしている人以外には滅多になつかないといわれる川上犬。可愛い顔をしているが、とても敏捷だそうだ。
  
「家族で川上村に行ったとき、役場に13頭くらいの犬がいて、それが川上犬だったんです。長女がどうしても飼いたいといい出すので、役場の人に頼みました。飼うには飼育に適した家かどうかの審査が必要で、それに欲しいという人が他にもいるといわれまして。2年ほど待ってから、ようやく家に来たんですよ」
  
その犬は、ハッピーと名づけられた。
  
「家と一門に幸せが授かるようにと、名前をつけました。そうしたら、本当にハッピーが来てからはいいことが続きましてね。珍しい犬を飼ったんで、テレビや雑誌からの依頼がたくさん来て。ちょうど息子が木久蔵を継いで、僕が木久扇になったころです。そのあとにダブル襲名が流行りましたよね。なんだか知らないけど、いい方に流れが変わって。縁起のいい犬で、本当にハッピーになりましたよ」
  
(ダ・ヴィンチ7月号 犬いい話より)