玉山鉄二、中1の時の初恋語る

芸能

公開日:2011/9/5

現在、大ヒット中の映画、『星守る犬』に出演中の玉山鉄二がダ・ヴィンチのインタビューに応えている。
  
映画『星守る犬』では、おとうさん(西田敏行)と愛犬ハッピーの旅を辿る公務員・奥津を演じている。 村上たかしの原作は本誌でも「泣けた本」1位に。
  
映画の奥津は原作以上の本の虫だ。 「瀧本監督も本好きなので、“奥津が読むのはその本じゃダメだ”って変えさせたりしてましたよ」
  
ちなみに奥津が最初に読んでいるのは、『ヒトラーの秘密図書館』。図書館で手にとるのは『シンセミア』。自宅には『ホテル・ニューハンプシャー』も。
  
「奥津を演じるにあたっては余計なことは一切やめようと。人として普通の役って、演じてて物足りない感が出てくるけど、そこは押さえながらやろうと決めてました。原作を読んで一番胸にきたのは、犬を亡くした奥津の“もっと遊んでやればよかった。もっとたっぷり散歩をさせてやればよかった……”というあのセリフ。僕も実家でずっとスコッチテリアを飼っていたので。飼い主がどんなにほかの人間から疎まれようと、犬だけは絶対に否定しない。犬って無償の愛を持ってますよね」。
  
愛犬の名前を訊ねると、少し口ごもって「リボンちゃん」と笑った。リボンちゃんは玉山の初恋にも一役買ったらしい。
  
「はずかしいんですけど、中学1年の時に恋をして。テニス部の女の子だったので、部活が終わって帰るタイミングで犬の散歩を。会えるまでどうしても帰る踏ん切りがつかなくて、散歩ルートを何週も回ったから、犬もヘトヘトだったと思います(笑)」。
  
(ダ・ヴィンチ8月号 STUDIO INTERVIEWより)