「ら」のつくおならをだそう!大人気『うんこしりとり』より難しい? 『おならしりとり』に子どもも大人もぷっ!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15


『おならしりとり』(tupera tupera/白泉社・コドモエのえほん)

「ら」で始まる言葉…ら、ら…ライオンのおなら!→らくだのおなら→ライバルとおなら……「ら」で始まる言葉がエンドレスで続く、ゆかいなしりとり絵本――その名も『おならしりとり』(tupera tupera/白泉社・コドモエのえほん)を紹介します。

絵本やイラストをはじめ様々な分野で活躍する亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)が、おかしな『しりとり』を世に送り出したのは、2013年のこと。シリーズ第1弾『うんこしりとり』に描かれていたのは「こいぬのうんこ→こどものうんこ→こいするうんこ…」と限りなく続く「こからはじまるうんこ」の連鎖。このゆかいなしりとりが人気を博し、出版された絵本は「第7回MOE絵本屋さん大賞2014」で第3位を獲得したのです。

あれから3年、満を持して登場したのが『おならしりとり』。2016年1月発売の『kodomoe』の付録絵本として発表されるやいなや、「ぷっぷっぷ!」と全国各地で吹き出す人が続出。このたび、へでたく……もとい、めでたく絵本として出版されることとなりました。

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「うんこ」から「おなら」へとネタがパワーダウンしたかに思う人もいるかもしれませんが、いえいえどうして、「しりとり」としては圧倒的に本書『おならしりとり』のほうが難易度が高いんです。「こ」で始まった前作に対し、今回は「ら」で始まらなくてはならないのです。しりとり業界において、「ら」はかなりの難問です。

ら、ら…らっぱ、らくだ、ライオネル・リッチー ……普通のしりとりだとしても、パッとでてこないのが「ら」で始まる言葉。「おなら」と組み合わせて「ぷっ」と相手を吹き出させるのはラクではないのです。本書にどんな「おなら」が描かれているのかは、読んでのお楽しみ。

本書の発売にあわせて、PV『おならっぷ』が公開され、公式サイトでは「みんなの“おならしりとり”」の募集も始まります。著者のtupera tuperaさんに負けない、ゆかいなおならしりとりを思いついたら、ぜひチャレンジしてみてください。

おならしりとり』は、お子さんたちと一緒に遊ぶもよし、飲み会での新たなゲームとして盛り上がるもよし。おならしりとりをしたあと、そこには笑顔があふれていることうけあいです。くれぐれも本当に「ぷっ」としないようご用心。

それではみなさん、さよ・おな「ら」。

文=水陶マコト

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