ダメ男に引っかかるのは○○が低いから!? 「なんであの子が…」と思われるような女がモテる理由

恋愛・結婚

公開日:2016/5/4


『たったひとつの愛をそだてる50のレッスン』ジェリー・ミンチントン:著、弓場 隆:訳/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 最近の日本では草食系男子や断食系男子が増加を続け、ついには絶食系男子が話題となる始末。このままでは一生恋人ができないかも!とお悩みの女性も多いのではないでしょうか。そんな中なぜかモテている一部の女子たち。飛びぬけてキレイなわけでもなく、女子力が高いわけでもない。なぜあの子に恋人ができて私にできないの!?と、羨ましいという気持ちを通り越して怒り心頭の人はいませんか? あなたがもし本当に怒り狂っているとしたら、あなたにもまだ望みがあるかもしれません。なぜなら、あなたは自分に自信があるのだから。

 恋愛をするときに最も必要なのは自分に対する「自尊心」 であると説明しているのが、『たったひとつの愛をそだてる50のレッスン』ジェリー・ミンチントン:著、弓場 隆:訳/ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。

 この本によると自尊心の高い人は「自分はいい人と恋愛をするだけの価値がある」と確信しているために、新しい恋に対しても前向きに飛び込んでいけるとされています。そのため、恋人にも性格や外見、信頼性、誠実さ、収入、将来の夢、ふるまいなど、自分にふさわしい価値のある人を求めます。なぜかモテている人たち は、なぜか自信のある人たちなのです。自分に自信がある人は、恋愛においても積極的です。はたからみて「無理だろう、レベルが違う」と思う男性でも、「いや、私の魅力で絶対振り向かせてみせる!」と常にアクティブに行動することができます。自信のある人はそれだけでも魅力的にうつります。それに加え、こうした行動力で彼女たちはステキな恋をゲットしていたのです。

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 一方で、自尊心が足りない人は、自分に悪い影響を与える人を選ぶ傾向にあると書かれています。「自分はいい人と恋愛をするだけの価値がない」と思い込んでいることで、いつもダメ男に引っかかってしまうというのです。男運が悪いのではなく、自分自身の自尊心の低さのせいで、ダメ男を選んでしまっているというのは悲しいことですね。どんなに美人でも「私なんてダメよ、自信ないわ」と言ってしまう自尊心の低い人はステキな恋愛をすることができないのです。では、自尊心を高めてダメ男に引っかからないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか。それにはいくつかのポイントがあります。この本で紹介されているレッスンをいくつかご紹介したいと思います。

どのような暴力も受けつけない

 まずは言葉の暴力、肉体的な暴力、どのような種類の暴力も決して受け入れないことが大切です。暴力をふるう人はその人自身の自尊心が乏しくて、強い劣等感を持っているために自分より弱い人に怒りをぶちまけます。そういう人は恋人や配偶者を一個の人格を持った人間と認めず、まるで自分の所有物のように扱う傾向があります。こうした暴力を受け続けることはあなたの自尊心をひどく傷つけてしまいます。お互いに決して幸せになれない関係はとても不毛ですね。どのような暴力も受け入れてはいけないし、暴力を受けるに値する人などいないということを覚えておきましょう。

親友になれる相手を選ぶ

 恋人を探すときは、いい恋人であるだけでなく親友にもなれる人を選ぶことが重要です。親友になれる条件とは、あるがままのあなたを受け入れてくれ、敬意をもって接してくれる誠実な人です。ほとんどの場合、恋愛感情のピークが続くのは付き合いだしてから1年程度で、その後は徐々に薄れていきます。そうした時に最初から親友となれる人を選んでおくと、ますます絆を深めて愛をはぐくむことができるのです。友人から恋人へというのは実は一番理想的な恋だったのですね。これからは気の合う優しい男友達も恋愛対象に加えたほうがよさそうです。

恋に恋している人を避ける

 恋愛遍歴の多い人とかかわりを持つときは、相手の自分に対する関心が一時的なものかもしれないと気付くことが大切です。恋に恋している人は恋愛のスリルと興奮を味わうために新しい恋人を探し求める傾向にあります。こういう人にとっての恋愛は一種の中毒なので、長く落ち着いた関係を築きたいと考えているならパートナーとしては向いていません。お付き合いする前にどの程度の恋愛遍歴があるかはチェックしておいたほうがいいかもしれません。

 ステキな恋愛をするにはまず自分自身が「自分はいい人と恋愛をする価値がある」と信じることが大切です。今まで男運がない、男を見る目がないと嘆いていた人はあなた自身の自尊心の低さが問題だったのかもしれません。まずはこの本をじっくり読んで、自尊心を育ててから次の恋に前向きに取り組んでみてくださいね!

文=朝倉志保