表参道・COMMUNE246にあるサンドイッチ屋発! なんでもない日を特別にする「しあわせサンドイッチ」レシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/5/11

『しあわせなサンドイッチの作りかた』(NEXTWEEKEND/イースト・プレス)

 サンドイッチと言えば、ピクニックやランチメニューとして人気ですよね。子どもの頃、サンドイッチというだけでいつもよりちょっとだけウキウキした気持ちで食べていたのを思い出します。

 実際作るとなると、パンに具材を挟むだけというとってもシンプルな工程にもかかわらず、冒険できずにいつも同じ具材を挟んでしまう…。そこで今回紹介するのは、4月23日に発売された『しあわせなサンドイッチの作りかた』(NEXTWEEKEND/イースト・プレス)です。これは、南青山にあるサンドイッチ屋GARTENというお店が監修したレシピ本で、見て・食べてしあわせになれるサンドイッチレシピがたくさん紹介されています。

 また、本そのものも写真集のような、とても可愛らしい装丁になっていて、お部屋に飾っておくだけでもテンションが上がる1冊です。今回はこの中から、お店定番レシピ、シーンに合わせて楽しめるレシピ、フルーツサンドの3品を実際に作ってみました。

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1.シンプルが美味しい! がぶっと食べたい「お天気の日のたまごサンド」


 ゆで卵を白身と黄身とに分け、黄身にはマヨネーズと塩を加えて、ペースト状になるまで撹拌します。そこに、大きくちぎった白身を加えて混ぜ合わせます。これを、きゅうりのピクルスと共にレタスをのせたパンの上にのせたら、もう1枚のパンで挟みます。最後に粒マスタードをのせれば完成です。

 こちらは、お店で1年中提供されている定番レシピの1つです。一見普通のたまごサンドのようにも見えますが、黄身をペースト状にしたり、白身のゴロっと感を大事にしたり、きゅうりのピクルスも合わせたりと、ところどころに美味しくするポイントが盛り込まれていて、手の込んだたまごサンドイッチという印象です。もちろん味も、シンプルながらコクのある深い味わいを楽しめます。よく晴れた日の庭なんかで、大胆に頬張りたくなる一皿です。

2、休日のちょっと遅めのブランチに「窓際で食べたいビスケットサンド」


 ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩、バター、はちみつを溶かした牛乳を入れて混ぜ合わせたら、何度か折り重ねて生地をまとめます。これを型抜きで丸型に抜き取ったら220度のオーブンで10分ほど焼きます。でき上がったビスケットを半分に切り、ここに好みの具材を挟めば完成です。

 せっかくの休日はゆっくり寝ていたい日でもありますが、たまにはちょっと時間をかけてサンドイッチを作ってみてはいかがですか? これは、パンではなく、優しい甘さのビスケットから作った、休日だからこそ楽しめるサンドイッチです。サクサクっとした食感の分厚いビスケットに具材を挟んで食べると、かなりのボリュームで、朝からお腹いっぱいになれます。他にも、シンプルにバターだけつけて食べたり、ジャムやチョコレートなどを塗ってスイーツ的にも楽しめます。

3、香ばしいキャラメリゼしたバナナがアクセント!「バナナのフルーツサンド」

 熱したフライパンにバター、砂糖を入れて、キャラメル状になるまで熱します。ここにバナナを加え、両面に焼き色がついたらシナモンパウダーをふりかけます。これをパンの上にのせ、その上からこんもり生クリームをのせ、残りのパンを重ねて押しつぶさないようにラップで包み、1時間ほど冷蔵庫で冷やせば完成です。

 お店でも人気で、毎日たくさんの種類のフルーツサンドが作られているそうですが、そんな中でも定番のバナナを使ったレシピです。一般的なフルーツサンドでは、バナナはそのまま挟まれていることが多いですが、ここではいったんキャラメリゼして、シナモンパウダーをふりかけたバナナを挟むことで、食べた瞬間に香ばしいバナナの味が口いっぱいに広がり、なんともリッチな気分に。たっぷりのクリームも、噛んだだけでどんどんはみだしてきますが、そんなことは気にせず、一気に食べてしまいたくなるくらいの美味しさです。他にも、いちご×キウイ、レモン×オレンジ、いろいろベリーといったレシピも紹介されていて、どれも試してみたくなるものばかりです。

 

いろいろな具材が詰まったサンドイッチを頬張るしあわせをじっくり楽しみたい
 手軽に作れて食べやすいサンドイッチは、気がつけば、ぱぱっとかじってすぐに食べ終わってしまう軽食として親しまれつつあります。でもいつもよりもちょっと手を加えてじっくり作られたサンドイッチには、それだけの想いも込められているので、一つ一つの具材の美味しさを噛み締めながらじっくり味わいたいものです。忙しい日々の中でも、たまには時間をかけて作ったサンドイッチをゆっくり味わうしあわせを感じてみませんか?

文=JUNKO