『SKET DANCE』篠原健太の新連載『彼方のアストラ』が面白い!「篠原先生って感じですごいニヤニヤした」

マンガ

公開日:2016/5/20

(C)篠原健太/集英社

 『SKET DANCE』で知られる篠原健太による新連載『彼方のアストラ』が、2016年5月9日(月)より「少年ジャンプ+」でスタートした。これから毎週土曜日に無料で篠原先生の新作が読めるとあって、「スケットダンス大好きだったから新連載うれしい! しかも毎週無料で読めるとか!!」「これは面白い。篠原先生って感じですごいニヤニヤした」と、すでに物語に引き込まれている人が多い。

 『彼方のアストラ』は、近未来を舞台としたSFマンガ。宇宙旅行があたりまえになった世界で、学校行事の一環として学生だけで5日間を過ごす惑星キャンプに向かうところから物語は始まる。惑星キャンプのメンバーには、必殺技を叫びながら登場した正義感の強い少年・カナタに、落ち着きがなく空気が読めない少女・アリエス、他にも6人の学生と10歳の少女。まとまりも協調性もなさそうな9人は、キャンプの予定地・マクパに到着したとたん謎の球体に吸い込まれ、何がなにやら分からないまま宇宙空間に放り出されてしまう――。

 篠原の代表作『SKET DANCE』は、2007年から2013年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されており、2010年に小学館漫画賞少年部門を受賞、アニメ化もされた大ヒット作。ギャグ中心の学園日常マンガだが、感動アリ、謎ときアリと様々な要素が込められている。「ロマンとかレミおねえさんとか、個性豊かなんだけどこんなやついるってキャラが最高!」「ギャグのクセにたまに本気で泣かせにくるのがずるい」「時事ネタとかたまにぶっこんでくるから思わずニヤっとしちゃう」と、ギャグとシリアスの絶妙なバランスが好評のようだ。

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 今回スタートした『彼方のアストラ』も、ギャグとシリアス両方が楽しめる作品になっていきそうだ。カナタが噛んだ必殺技名をアリエスが名前と勘違いしたり、幼女の心の声を「よろよろになるまで引きずり回したろかいコラア!!!」とおっさんの人形がしゃべりだしたりと、クスッと笑える小ネタがちりばめられている。「近未来の話って暗いのが多いけど、この漫画は明るい雰囲気でギャグも多くて楽しいね」「篠原先生のセンスはやっぱり最高です!!」「これ!この大爆笑ではない感じ! 大好き!」と称賛の声が上がる安定のギャグセンスを発揮。

 また、飛ばされた先の宇宙空間に残されていた無人の宇宙船で、元の星に生きて帰るための方法を相談していく様子に「この先異星人との交流みたいな要素も出てくるか?」「一つの惑星でサバイバルするのかと思ってたが星渡り歩いていくんだな。たまらん」「いろいろ広げられる設定で楽しみだね」と本格的な宇宙SFとしての評価も高い。9人の学生たちについても徐々に紹介されていくようで、短髪にメガネの少年・ザップがIQ200の天才であることも明らかになった。「短髪長身天才メガネ(短気)ストライクですありがとうございます」「キトリーちゃんアホかわいい。早く掘り下げてほしい」「ニット帽くんビジュアルタイプです。気になる」と、どんな個性豊かなキャラクターなのかということも楽しみの一つになりそう。

 同作は、連載と同時に「少年ジャンプ+」内の「聴くジャン!」でボイスドラマ化されており、カナタ役を小林裕介、アリエス役を諏訪彩花、他にも保志総一朗や村瀬歩などが『彼方のアストラ』の世界を忠実に表現。目だけではなく、耳でも楽しめる作品になっている。

 篠原初の本格SF作品に期待が寄せられている『彼方のアストラ』。2016年5月22日(日)まで、「少年ジャンプ+」内で篠原自ら選んだ『SKET DANCE』青春エピソードや、『SKET DANCE』全32巻を日替わりで配信中。新連載と大ヒット作を同時に楽しめるこの機会にぜひクスッと笑えて、でも泣ける篠原ワールドに浸ってみてはいかがだろうか。

■『彼方のアストラ』
著:篠原健太
更新日:毎週土曜日
⇒「少年ジャンプ+」公式サイト