好きなのにSEXができない…その驚愕の理由は「寝取られフェチ」だった!

マンガ

公開日:2016/5/25

 人は自分の恋人や妻が他人に寝取られたり、あるいは自分が他人の恋人や妻を寝取ってしまったというシチュエーションを見た時、どう思うであろうか?本来、怒りであったり悲しみであったりと負の感情を持つのが普通だが、最近そういう状況を見ると劣情を抱いてしまう人々が急増しているらしい。そのような性癖を“寝取られ”という。

 本日5/23(月)に発売された『ネトラレミノル』(國本隆史/KADOKAWA)。なにやら不穏なタイトルであるが、その名の通り寝取られを題材にした作品である。コミックスの帯コメントには、同テーマにてコラム連載を持つ松尾スズキが「NTR(寝取られ)とは純愛か歪んだ性欲か? その深みが見たい!」と寄せている。

 

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『ネトラレミノル』(國本隆史/KADOKAWA)

 

 主人公・千林ミノルは学内カースト最底辺で、チョウバエ的な存在の高校生…にも関わらず奇跡的に彼は学内のアイドル・二ツ山めぐみと付き合っている。もちろんふたりの関係は秘密。校則で恋愛が禁止されているのはもちろん、すべての男子生徒がめぐみを狙っているというのが大きな理由だ。

 物語は冒頭から、ミノルはめぐみとHしようとするも、なぜかうまくいかないシーンからはじまる。EDになったのではないかと疑うが、ある日サッカー部のエースの小田がめぐみを口説いているのを見て、自分が興奮しているのに気づいてしまう。そう、彼は寝取られフェチだったのだ!

 

『ネトラレミノル』(國本隆史/KADOKAWA)

 

 好きな彼女に触れてみるが興奮せず、別の男が彼女に言い寄ってるのは嫌だけど、それだと興奮出来てしまう…そんなまだ高校生なのに寝取られフェチに目覚めてしまった彼と、そんな彼が寝取られフェチだとは気づかずに付き合うめぐみとの複雑で歪な純愛を描いだラブコメディである。

 自分の性癖に悩むミノルだったが、めぐみの周辺には小田を含めた悪い虫が寄ってくる。小田の他にも、特殊な趣味を持っている同学年のエノキムラ、同じ高校の芸能人・眠夜狂四郎、二面性を持つ謎の養護教諭の南波光太郎など、ひとくせもふたくせもあるキャラクターがめぐみにちょっかいをかけてくる。そんなめぐみをミノルは守ることができるのかがストーリーのキモでありつつ、そんな状況にミノルが興奮してしまう姿が滑稽で切なく面白い。

 

『ネトラレミノル』(國本隆史/KADOKAWA)

 

 高校生なのに寝取られに目覚めてしまったミノルとめぐみの恋愛の行方は!? ミノルはめぐみと普通にSEXができるのか、それともめぐみが寝取られてしまうのか。今後の展開が注目の作品である。

 

ネトラレミノル』1巻

國本隆史 KADOKAWA

発売日:2016年5月23日
好きな彼女に触れてみるが興奮しなくて、別の男から彼女が言い寄られるのは嫌だが、そうでないと興奮しない。そんなジレンマを抱えた主人公・ミノルの複雑で歪な純愛を描く。まだ高校生なのに寝取られフェチに目覚めてしまった彼と、そんな彼が寝取られフェチだとは気づかずに付き合う彼女とのラブコメディ。