「映画館で天火と会えることになるとは!」明治大冒険活劇『曇天に笑う』実写映画化決定!

マンガ

公開日:2016/6/8

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 監獄への橋渡しをおこなう三兄弟の大冒険活劇を描いた『曇天に笑う』が実写映画化されることが決定した。「実写化かよ!? 嬉しいなおい」「映画館で天火と会えることになるとは!」「世界観大好きだから実写で見れるとか最高です」とファンは大興奮だ。

 同作の外伝である『煉獄に笑う』最新5巻の発売前日である2016年5月30日(月)に発表された実写映画化。『曇天に笑う』は、唐々煙が2011年~2013年5月まで『月刊コミックアヴァルス』で連載。現在はスピンオフ作品『曇天に笑う 外伝』や前日譚にあたる『煉獄に笑う』が『WEBコミックBeat’s』で連載されている。

 物語の舞台は明治維新以降。急速な欧米化や士族反乱などで多くの囚人を抱えた政府が、囚人たちに脱獄を許さないための策として、琵琶湖の真ん中に重犯罪者専用の檻・獄門処を設ける。同作は獄門処への橋渡し人を請け負う、曇神社曇家の三兄弟が織りなす奇想天外な物語だ。

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 「曇天に笑うの世界観に引きずり込まれる。凄い漫画だ」「登場人物みんなかっこいい…顔はもちろん中身もかっこいい…」「唐々さんの絵が一番好き!!曇天どのページも美しい」とファンが絶賛するように、美しい絵柄で描かれた独特の世界観と美男美女尽くしの登場人物たちがファンの心を捉えているようだ。

 すでにアニメ化、舞台化を果たしており、満を持しての今回の実写映画化。「久々に展開が全く読めないアニメ! 面白すぎる!」「イケボのイケメンがたくさんでしかも泣ける最高のアニメ。これが実写化されるのか!!」「舞台はアクション凄かったので映画も期待」と、アニメと舞台の評価が非常に高いだけに、実写映画化への期待も当然高まっている。

 アニメは2014年10月から放送開始。曇家三兄弟の長男・天火を中村悠一、次男・空丸を梶裕貴、三男・宙太郎を代永翼が担当し人気を博した。イケボ&イケメン声優はもちろん、原作のシリアスとコメディのバランスが絶妙で、兄弟の絆に思わず涙してしまう感動のストーリーを忠実に描き出し「アツい泣けるしああぁぁ~~!!!」「イケメンアニメだと思ってなめてた…家族と絆のお話だった…」「最高のアニメだった。三兄弟尊い」と多くのファンを魅了した。

 舞台『曇天に笑う』は、2015年に初舞台化され大ヒット。アンコールの声に答え2016年5月27日(金)から再演が行われている。原作ファンやアニメファンからも評価が高く、作者の唐々も自身のTwitterで実写映画化についてコメントする際に「けど今は、実写=曇天舞台の天火達が強すぎてどうなるか想像もつきませんが!それだけ舞台はいいものを観せてもらいました」と発言するほど。中には「舞台のキャストでお願いします!!」「天兄は玉城くんで!!」というファンもいるほど、ぴったりとはまったキャスト陣が『曇天に笑う』の世界観を見事に表現した。

 唐々は実写映画化について、「先日に曇天舞台を観てきた身としては、漫画とは違う、舞台としての良さが、そこにはあると感じました。そして今回の実写映画化も、異なる表現媒体での面白さがあると考えています」「ひとつのエンターテインメントとして曇天がまた違う形で広がることを単純に喜びたいと思います」とコメント。漫画とはまた大きく異なる、実写化という形ならではの面白さを期待しているようだ。

 独特の世界観の中で成長していく兄弟たちを描いた『曇天に笑う』。実写映画のキャストや上映時期は公開されておらず、詳細はまだ先になりそうなので、舞台やアニメ、原作を楽しみつつ、実写映画が公開する日を心待ちにしていよう。

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■『曇天に笑う』6巻
著:唐々煙
価格:571円(+税)
発売日:2013年8月12日
出版社:マッグガーデン