まとめ買いしたからではなく、「おいしくする」ための冷凍術

食・料理

公開日:2016/7/8

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 冷凍した食材で作る料理はおいしくないというイメージだったり、時短のつもりで作ったのに、かえって冷凍や解凍に手間がかかったり、本末転倒になることも多いようだ。そんな悩みを持つ人のために、人気料理家が毎日やっているおいしくなる冷凍術を紹介した『ラクラク冷凍レシピ 使えるものだけ! おいしいものだけ!』が2016年6月22日(水)に発売された。

 同書には、おいしくない冷凍保存レシピはひとつも出てこない。むしろ、冷凍することによってよりおいしくなる料理すらある。

 ひとつは、めんどうなことや細かいことをしてから冷凍しない「冷凍方法がラク」なもの。たとえば「トマトはごろっとそのまま冷凍庫に」「小松菜は刻まず、軽く水洗いしたらそのままフリーザーバッグで冷凍」など。

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 もうひとつは、ちょっと面倒なものはまとめて作って冷凍する「調理がラクになる冷凍保存ワザ」。「麺類などに添えたい錦糸卵はちょっとめんどうで省略しがちだけれど、まとめて作って冷凍しておけばすぐに使えてラクちん」といったものだ。

 安いと思ってまとめ買いしたものや、どうも使いきれない乾物類などは、まとめて冷凍しておけば、無駄なくおいしく使いきることができる。栗などの季節ものの冷凍なら、長く季節を楽しめるだろう。便利なだけでなく、料理をおいしく、生活をちょっと豊かにする冷凍保存の提案を見てみよう。

■『ラクラク冷凍レシピ 使えるものだけ! おいしいものだけ!
著:大庭英子
価格:1,404円(税込)
発売日:2016年6月22日(水)
出版社:講談社

大庭英子
料理研究家。和、洋、中、エスニックのジャンルを問わず、おいしいものならなんでも得意。ふだんの食事(まかない)も、みんなで集まるときの料理も、基本「大盛り」で、品数もたくさん並べないと気がすまないのは、福岡の大家族で育ったせい。食べさせ好きで、料理をすること&料理を深く広く研究することが芯から好き。『5つの味から決める! ラクラク献立』『野菜たっぷりおかずの本』『取り分け&持ち寄り大皿レシピ』など著書多数。

※掲載内容は変更になる場合があります。