『模倣犯』中谷美紀主演でドラマ化決定に「これ見るしかないやつ!」とファン大興奮!!

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更新日:2016/7/22

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 宮部みゆきのミステリー小説『模倣犯』のドラマ化が決定し、中谷美紀が主演を務めることが明らかとなった。多くのファンを持つ同作のドラマ化に「模倣犯がドラマ化だと!? しかも中谷美紀って、これ見るしかないやつ!」「きたぁ~! これは楽しみ!」と大きな反響が上がっている。

 同作は1995年から1999年に『週刊ポスト』で連載され、単行本・文庫本の累計発行部数は420万部を超える大ベストセラー小説。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」や「第55回毎日出版文化賞特別賞」、「第5回司馬遼太郎賞」など錚々たる賞を6つも受賞、2002年にはSMAPの中居正広主演、森田芳光監督で映画化もされている。

 物語は、墨田区の大川公園で女性の右腕とハンドバッグが発見されることから始まる。バッグは3カ月前に失踪した古川鞠子のものだとわかるが、テレビ局に犯人と名乗る人物から右腕は鞠子のものではないという電話が入る。さらに犯人はどういう考えか、鞠子の祖父に接触をはかる。しばらくして鞠子は白骨死体として見つかり、事件は複雑さを増していく――。

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 史上最悪の連続誘拐殺人事件と知能犯の異常な行動を、多角的な視点から巧みに描いた同作に「平易な文章でどんどん読めてしまう! 複雑な事件が重層的に描かれていてとにかく面白い!」「圧巻! の一言です」「読む前は長い小説だなって思ったのに、読み始めたらもうあと何冊しかない! って思うくらい話の展開にのめりこんだ」「読書の楽しさをこれだけ感じさせてくれる小説は中々ない!」と絶賛の声が上がった。また「被害者家族の抱える闇や犯人の周辺の人物たちの背景が丹念に描かれていて、物語の説得力がスゴイ!」「登場人物の心の中が、視点を変えたり時間を戻したりしながら描写されていて、リアルな人間がそこにいるように感じた」と、人物描写に唸らされた人も少なくない。

 そんな同作が、2002年の映画以来、実に14年ぶりの映像化となるが、時代設定を現代に合わせ、ネットや携帯、SNSといったまさに“今”の物語としてアレンジされるという。今回の物語で主人公となるのは、事件の真相を追うルポライター・前畑滋子。第一発見者の少年や、孫娘を殺された老人など、事件に苦しむ人物たちと関わりながら、史上最悪の知能犯に迫っていく。

 同作のドラマ化が発表されると「うぎゃ~、楽しみすぎる!」「原作大好きだからこれは見るしかない!」「キタコレ!! とても嬉しい!」「ヤバ! 久しぶりに超うれしいニュース! 模倣犯ドラマ化とか、なんて素敵なご褒美(感涙)」と喜び溢れる声が上がっている。また、「映画化のときはラストが原作と違ってて驚いたけど、ドラマはどうなるのかな?」「現代風にアレンジってどうなるの!? 携帯電話が普及していないからこその場面とかあると思うんだけど、気になるぅぅぅ!」「原作からどれくらい変えてくるか、ラストどうなるのか、これは見どころだ」と、映画のラストが原作と違っていたことから、今回のラストがどうなるか、現代風のアレンジがどの程度内容に影響するのか気になるという人も多いようだ。

 そして、主人公の前畑を中谷が演じるとあり「中谷美紀が事件の真相を追うとか、それだけでめちゃ面白そう」「何かケイゾクを思い出すな」「さすがにコメディ色はないだろうね。シリアスなサスペンスでの中谷美紀に期待!」と、ドラマ「ケイゾク」で中谷がコミカルな新米女性刑事を演じたことを引き合いに出し、今回のシリアスな内容での芝居に期待する声が上がっている。

 そんな中谷は今回の出演について「宮部みゆきさんの作品に出演することは今回が初めてで、大変光栄に思っております」「凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています」と意気込みを語っている。

 ミステリーの金字塔と言われる『模倣犯』初めてのドラマ化。現代風アレンジやラストをどう迎えるかが気になるところ。また「ピースは誰が演じるの!?」と映画で中居が演じた犯人を誰が演じるかなど、中谷以外のキャストにも注目が集まっている。今年放送予定ということなので、原作を読み返しつつ放送を楽しみに待とう。

■ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス「模倣犯」
放送日時:2016年放送(放送日未定)
放送局:テレビ東京系
出演:中谷美紀 ほか
原作:宮部みゆき
脚本:森下直
監督:松田秀知
音楽:沢田完
プロデューサー:黒沢淳、金澤友也、雫石瑞穂
製作:テレビ東京、テレパック
⇒ドラマスペシャル「宮部みゆきサスペンス『模倣犯』」特設ページ

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■『模倣犯』5巻
著:宮部みゆき
価格:810円(税込)
発売日:2006年1月1日
出版社:新潮社