「要領は悪くてもいい」「普通は武器になる」… “自分に自信がない人”を卒業するヒント

ビジネス

公開日:2016/7/22

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 宮城県知事である村井嘉浩が、10 代~30 代の若い人々のために書き下ろした自己啓発書『「自分に自信がない人」を卒業する44のヒント』が2016年7月15日(金)に発売された。

 東北をけん引するリーダーの一人として日々奮闘する村井だが、若い頃は自分が「何の取柄もなく、決断力もなく、自分に自信が持てないことがコンプレックスだった」と言う。そんな若者が、防衛大、自衛隊、松下政経塾、県議、知事という経験を重ねる中で、いかにして今のような「自信を持って物事に当たり、仕事で結果を出せる人」になれたのか。自身の経験から得た、気づきや信念を披歴することで、今、若い時の村井と同じような悩みを抱える人たちに、少しでもヒントにしてもらえればという思いから同書が誕生した。

 「自分に自信が持てない」「人づきあいが下手」「仕事で結果が出せない」 といった、今どきの多くの若者が抱える悩み。同書では、これらの悩みを乗り越えるヒントとなる物の見方や、考え方を具体的なメッセージとして提案している。

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 例えば「要領は悪くてもいい」「『普通』は武器になる」「食って寝れば、後はなんとかなる」 「足元だけ見ていないで全体を俯瞰する」「悲観主義は気分、楽観主義は意思」等々、ヒントが満載。読者にとって自分を鍛える教科書でもあり、実務に役立つビジネス書にもなるはずだ。

 また、今どきの若者はインターネットやスマホのおかげで、広い世界と繋がっているようで、実は本人の心は狭い世界に閉じ込められしまっている。そんな若者へ、村井が自衛隊時代の、ヘリコプターパイロットとしての経験を通して学んだエピソードも紹介されている。

 上空から見れば大きな家も小さな家も大同小異。高い所から引いた目で全体を俯瞰しようとすれば、いろいろな情報が入ってくる。そうすれば何かひとつのことにこだわることなく、素直な心で物事を判断できる。それが楽観主義の原点であり、人生を前向きにとらえる秘訣である、というのが村井の考え。読者にとって「本当の視野の広さとは何か」を考える、きっかけにもなる本だ。

■『「自分に自信がない人」を卒業する44のヒント
著:村井嘉浩
価格:1,200円(+税)
発売日:2016年7月15日(金)
出版社:主婦と生活社

※掲載内容は変更になる場合があります。