懐かしすぎて胸キュンがとまらない!? 80〜90年代にかけて女子中高生に絶大なる人気を博した、オサムグッズの展覧会開催にファン大興奮!

マンガ

公開日:2016/8/11

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 1980年代から1990年代にかけて、女子中高生に多大な人気を誇ったイラストレーター・原田治の“オサムグッズ”。かつてミスタードーナツのグッズにイラストが利用されており、集めた人も多かったのではないだろうか。そんなオサムグッズが誕生から40周年を迎えたことを記念して、「オサムグッズの原田治展」が2016年7月1日(金)から9月25日(日)にかけて東京都・文京区にある弥生美術館にて開催されている。

 懐かしいオサムグッズや原田のイラストが展示される同展覧会。既に訪れた人からは「原田治展来たぞい! 胸キュンがとまらないよ!」「きゃぁぁ~、懐かしすぎる、可愛すぎる!!」と興奮の声が上がっている。

 オサムグッズとは原田治のイラストをあしらったファンシーグッズで、その種類は文具や陶器、布製品など多岐にわたる。1976年に初めて発売され、その後原宿のキディランドなどで扱われるようになると、1980年代後半には年商20億円、年間販売個数500万個という恐るべき売り上げを誇った。

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 とりわけ原田デザインのキャラクターが描かれた「スクールバッグ」は、当時の女子高生がみな持っていたというほどの人気ぶり。まさに80年代ガールズカルチャーを象徴するアイテムだ。また、原田治のイラストは1984年から約20年にわたり「ミスタードーナツ」のプレミアムとして起用され、これにより全国的な知名度を獲得し、老若男女に愛される存在になった。

 あまり知られていないが、オサムグッズに描かれる金髪リーゼントの少年「ジャック」や金髪ポニーテールの少女「ジル」、卵に手足のついた「ハンプティ・ダンプティ」といった12のキャラクターは、イギリスの古謡「マザーグース」に由来しているという。グッズには「マザーグース」の一節が添えられることもあり、明るくポップなだけでなく文化的なバックグラウンドを持つのもオサムグッズの魅力となっている。

 また親しみやすいイラストと、洗練された英文レタリングの甘辛バランスが魅力のオサムグッズは、青山学院で中学・高校生時代を過ごし、生粋のシティーボーイであった原田の経験や感性が反映されている。学生時代はアメリカンファーマシー(雑貨屋)に入り浸っていた影響もあり、オサムグッズには古き良きアメリカの50~60年代の雑貨文化の香りが漂う。

 また原田は本のイラストも手掛けており、1992年2月15日に発売された幼児向け絵本『かさ』では、シンプルで親しみやすいイラストで色とりどりの傘を描いている。購入した人からは「イラストがとても可愛くて、娘のお気に入り!」「1歳半の子供が何度も読んでとせがんできます。いつの間にか『かさ』を覚えて言えるように!」「色んな色の傘が出てくるので子供も喜んでいます」と、原田の描いた「かさ」に魅了される親子の声が聞かれた。

 また2008年8月に発売された『ハイク犬』は、「俳句」が大好きな男の子が5.7.5のリズムに乗せて、見たものや体験したことを表現するという内容の俳句絵本。「ハイク犬がとっても可愛いし、子供と一緒に俳句の楽しさを感じられる素敵な本!」「子供がイラストを気に入ったみたいで、チラシの裏にハイク犬のイラストと自作の俳句を描くようになってビックリ!」と、子供の心を掴んだという報告が上がっている。

 さらに2005年4月には10,000種類近くあるオサムグッズの中から、原田自選の200点を収録したコレクションブックも発売され「素敵なデザイン、ずっと眺めちゃう!」「たまにページを開いて懐かしさに浸ってる(笑)可愛くてホッコリします」と好評だ。

 そんな、子供から大人までファンの多い原田治の展覧会「オサムグッズの原田治展」にはオサムグッズが約1,000点も出品。日本一のオサムグッズコレクターである土井章史氏の秘蔵コレクションが一挙公開されている。さらに貴重な原画も併せて展示されたり、会場限定のグッズ販売も行われたりとファンにはたまらない内容。

 訪れた人たちからは「高校生の時大好きだったから覚えてるものたくさんあった!」「大好きでいろいろ集めていたオサムグッズが揃ってて『これ持ってたー!』『これ欲しかったヤツ!』と大興奮!」「懐かしくて可愛くて、青春時代を思い出してうるっとしちゃった」「中高生時代に思いを馳せて、きゅん!」「学生時代集めていたオサムグッズが買えて嬉しい!!」と学生時代の思い出に浸るファンの声が溢れた。そしてまだ訪れていない人からは「これ行くしかない~! 絶対行く!!」「ヤバい早くいかなきゃ、グッズ売り切れちゃうかも!?(焦)」「よし、まだ期間あるな、絶対2回は行く!」「これは絶対、仕事休んででも行ってやる」と、是が非でも行きたい様子。

 オサムグッズが爆発的なヒットを飛ばしていた当時を知るファンはもちろん、絵本などによって子供たちにも親しまれている「オサムグッズ」。まだ開催中なので、ぜひ展覧会に訪れ、懐かしいオサムグッズの魅力にどっぷり浸ろう!

■「オサムグッズの原田治展 Osamu Goods(R) The 40th Anniversary」
開催期間:2016年7月1日(金)~9月25日(日)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日 ※7月18日(月・祝)開館、7月19日(火)休館、9月19日(月・祝)開館、9月20日(火)開館
料金:一般900円/大・高生800円/中・小生400円
⇒詳細はこちら

■『オサムグッズスタイル
著:原田治
価格:2,800円(+税)
発売日:2005年4月1日
出版社:PIE books