今日から使える! メンタリストDaiGoの「人間関係の悩みを解決する心理ルール」3つ

暮らし

公開日:2016/9/14


あなたを変える52の心理ルール
『あなたを変える52の心理ルール』(メンタリスト DaiGo/KADOKAWA)

 職場や家庭の人間関係に悩む人は少なくありません。上司や同僚と円滑に仕事を進めたい、あるいは妻との喧嘩をできるだけ減らして円満な家庭生活を築きたいと思っていても、思わず感情的になってうまくいかないこともありますよね。そういう場合は、どうすればいいのでしょうか?

 今回は、メンタリストDaiGoさんの初文庫『あなたを変える52の心理ルール』の中から、「人間関係の悩みが解決する心理ルール」3つを紹介します。

【1】謝罪や悪い報告は午前中にすると、許してもらえる

advertisement

 職場で大きなミスをおかしてしまったとき、あるいは自分のせいでトラブルが発生してしまったとき、うまく謝罪することで、相手の怒りを爆発させない方法はあるのでしょうか。

 謝罪をするのは「午後より午前のほうがいい」とメンタリストDaiGoさんは言います。

 午前は理性の時間、午後は感性の時間と言われ、人は午前中、感情的になりにくいことがわかっています。ドイツの神学者、ディートリヒ・ボンヘッファーによると「午後は悪魔の時間だから文章を書いてはいけない。書いたとしても、午前中に再度検証しなければならない」という言葉を残しているほどです。なので、謝罪や悪い報告は午前中にするように心がけましょう。

 もし夜、トラブルが発生したとしても、緊急で知らせなくていい場合は一晩寝て、朝冷静になってから話すとよいです。

 ちなみに、謝り方でのおすすめは「三段階で謝罪する」方法とのこと。第一段階ではメールや手紙などの文字、第二段階では電話での音声、最終段階では直接会って謝るのです。人に対する好意は、接触した回数に比例して高まることがわかっています。ですので、一回で謝るより三回に分けたほうが、先方の印象はよくなります。

【2】なってほしいラベルを貼ると、相手を自分好みに変えられる

 職場や家庭で、相手に不満を持つことは多々あります。「なんでこうしてくれないんだ」とイライラしてしまうことも多いのでは? そうしたストレスをためこんでいると、精神にもあまりよくありません。そういうときは、「ラベリング」をうまく使いましょう。

 メンタリズムで「ラベリング」はよく知られた手法です。「君は、仕事できるなあ」と褒め続けると、本当に仕事ができる人になってしまうことが、様々な心理学の実験から分かっています。逆に「お前は駄目な奴だ」と言い続けると、本当に駄目な人になってしまうので気をつけましょう。

 この手法を使えば、相手を自分好みの方法に動かす事ができます。たとえば料理な下手な妻を料理上手にしたいときは、食事のたびに「センスがあるね」「結構うまいね」と褒めるのです。人は誰にも褒められたことのない部分を褒められると、自分のことをちゃんと見てくれていると信頼感を持ちます。そして、信頼している人に言われたことを信じるようになるのです。

 心の中で相手に文句を付けてストレスをため続けるぐらいなら、褒め続けて、自分の思う通りに相手を変えてしまいましょう。

【3】一度断らせると、3倍、イエスと言いやすくなる

 何か頼みごとをするとき、断られると凹みますよね。もう二度と頼みごとをしたくないと思ってしまうかもしれません。そういうときは、あえて一度無理難題を突きつけて断らせましょう。これは、「ドアインザフェイス」というテクニックで、誰もが断るような難しい頼みごとをして、一旦断らせてからお願いをすると承諾率が3倍に増えます。

 例えば、職場の飲み会に参加したがらない後輩に一度「これから、飲みに行かない?」と突然誘ってみます。後輩は夜急に誘われても、予定が入っていてたいてい断られるはず。そして、一度断らせたら、「そしたらいつだったら飲みに行ける?」と聞くのです。これによって、後輩が飲み会に参加する確率はぐっと上がります。

 いかがでしたでしょうか。メンタリストDaiGoさんは、これらの方法は1回だけでなく、何度も実践することで確実に効果が現れると言います。ぜひ、上記の方法を習慣化して人間関係の悩みを解消してしまいましょう。