いつまで100円均一のボールペンを使ってるつもり? スタイリッシュな文具を駆使して、ワンランク上の大人へ!

ビジネス

公開日:2016/8/17

『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)

 意外と気になるのが、仕事の打ち合わせの時に安っぽーいボールペンとか、筆箱とか、折り目がいっぱい付いたクリアファイルなんかを使っている人。偏見かもしれないけれど、キチンとした文具をそろえている人に比べて仕事の質も悪いような……。

「自分もそんな風に相手から思われているかも」と心配になり、年齢に見合った上質なボールペンや、書類入れをそろえようと思ったのが、『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)という書籍に出会ったきっかけである。

 本書はステーショナリーディレクター、文具コンサルタントでもある、生粋の文具マニアである著者が「仕事の創造性を高め、パフォーマンスをアップさせる235アイテムをビジネスシーンごとに紹介」している一冊である。ペン類、付箋、ノート、定規、ペンケース、書類整理グッズ、机回りを綺麗にする便利グッズなどなど、多岐にわたる文具が紹介されている。

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 今回は、その中でもペン類に絞って、いくつか紹介してみたいと思う。

 文具店に足を運んだ際、意外と購入が難しいのはボールペンではないだろうか。個人的に、一番迷う。なにせ種類は豊富だし、値段も100円から1万円近いものさえある。奮発して3000円ほどの高いボールペンを買ったこともあるが、使用感はイマイチだった。試し書きをしても、使い勝手のいいボールペンに出会うのが難しい。

 そんな方に、本書を購入の一助にしてほしいと思う。

キャップレスデシモ

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P145

 

 値段は1万5000円とお高く感じるが、万年筆の中ではお手頃価格だろう。会議や打ち合わせの際、ボールペンではなく、この万年筆をサッと懐から出したら、すごくスタイリッシュでカッコよくはないだろうか。

ロメオNO.3 ボールペン(細軸)

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P169

 デザイン性に富んだボールペン。「極上のまろやかさ」だという書き味を試してみたくなる。一見、男性向けのデザインにも思えるが、女性が持っていても「デキる女」に見えると思う。

ZOOM L105

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P168

「ペン類に1万円前後のお金はかけられない」という方には、2000円以下で手に入るこちらがオススメ。デザインの評価が高く、なめらかな書き心地を得られるという。

rOtring800+

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P190

 タッチペンにもなるシャープペン。機能的で使い勝手が良さそうだ。

プレスマン

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P199

 ロングセラーのシャープペン。お値段も200円と手が出しやすい。

 その他にも、値段や機能が様々なペン類が紹介されている。100円均一のボールペンから卒業して、「ちょっとこだわりたい」人はぜひ、本書を片手に文具店で探してみてほしい。きっと役立つだろう。

 また、その他に気になった文具をご紹介しておきたいと思う。

PETA(clera s)

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P136

 

 トレーシングペーパーのように下が透ける、一風変わった付箋。地図や雑誌の上に貼っても文字を隠さずに済む画期的な文具。

ペーパークリップ

【出典】『仕事文具』(土橋正/東洋経済新報社)P231

「ただのクリップでは味気ない」「面白味を添えたい」という方にオススメ。通常のゼムクリップでは表せない「人柄」を表すこともできるだろう。

 以上、奥深い文具の世界(仕事編)はいかがだっただろうか?

 本書は黒革の手帳をイメージした装幀になっており、本棚に置いていてもスタイリッシュだ。実用的で機能的な文具を取り入れ、ワンランク上の大人を目指してみよう!

文=雨野裾