「これぞジャンプ!」王道少年マンガ要素てんこ盛りな新連載『レッドスプライト』に絶賛の嵐!

マンガ

公開日:2016/8/30

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    『週刊少年ジャンプ』2016年9月12日号 39号(集英社)

 2016年8月29日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』2016年39号は、新連載3連弾の第3弾『レッドスプライト』が巻頭カラーで登場! そして先週の新連載『ラブラッシュ!!』はセンターカラー大増25ページ! 今週も気になる内容をちょこっとだけレビュー!

 ダークヒーロー漫画『アイアンナイト』を2014年に同誌に連載していた屋宜知宏の新連載『レッドスプライト』は、空を舞台にした友情の革命戦記。この世界では、石炭や水蒸気に代わり「雷髄」と呼ばれる燃料を使って文明を発達させてきた。しかし、化石から採取されるそのエネルギーは長い年月をかけて劣化しており、その対策として軍隊が開発したのが「雷髄人間」と呼ばれる改造人間だった。たった2、3体で戦艦を動かすこともできるという雷髄人間だが、軍隊はさらなる高性能化を求め、高い適性の子供を幼少期から雷髄人間として育てる人体実験を開始。主人公・タツを含む7人の雷髄人間が生み出されることとなる。

 雷髄人間として奴隷のような生活を送っていたデュランのおかげで孤児院にかくまわれていた子供たちだったが、軍の襲撃を受けてタツ以外の子供達は捕まってしまう。デュランによって過去を明かされ、力を覚醒させられたタツは仲間たちを取り戻すことを誓った。その6年後、孤児院を襲撃したシェパード中佐に立ち向かったタツは、雷髄人間たちの自由を求めて動き出すのだった―。

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 王道のバトル・冒険漫画の雰囲気を強くまとったこの新連載に「少年マンガ要素てんこ盛り! アツいわ~!」「レッドスプライトめっちゃ好きだわ。続き気になる」「レッドスプライトの最後の見開きのワクワク凄くない?」と読者も大興奮。

 孤児院の仲間・モノらしき少年を助けに向かった飛行船・レッドスプライト号。これからどんな冒険を見せてくれるのか、期待が高まっている。

 そして、センターカラーにはついに日向、影山がそれぞれの場所で合宿最終日を迎えた『ハイキュー!!』が登場。ポジションシャッフルの試みで評価をあげる影山と星海。それぞれのメンバーも春高での再会を誓い、お互いエールを送りながら帰路に就く。合宿後のコーチ陣の飲み会も描かれ、今後の選手それぞれの活躍に期待したくなるこの展開に、「伊達工練習試合はよ~!!スガさんと青根くんが見たい」「焼酎お湯割り飲んでる鷲匠先生おっちゃん臭くて好きだw」とファンたちも続きを待ちきれない様子。鷲匠先生が、飲み会の場で日向を思って呟いた発言にも「クソアツいな…」「鷲匠先生ツンデレかよ(知ってた)」「鷲匠先生カッケェよ」と絶賛の嵐。次回の『ハイキュー!!』は表紙&巻頭カラーで新展開突入とのことで、まだまだ目が離せない!

 もう一つのセンターカラーは先週から連載が開始された『ラブラッシュ!』。先週シズクに告白しようとしたレイジだったが、結婚を求めるあらゆる異種族に囲まれてしまう。100を超える種族が集結するという前代未聞大事件に発展するも、ココロの助けを借りて何とかシズクに告白することができたレイジだったが、その返事は…。

 一筋縄ではいかないこの展開に、「ラブコメで2話で告白とか初めてじゃね?」「正直ラブラッシュに驚いた」「ラブラッシュは良すぎた」と読者も驚きを隠せない様子。単なる王道ハーレムものとは一線を画す作品となっていきそうだ。

 そして、先週仮免許取得試験が始まった『僕のヒーローアカデミア』ではついに「雄英潰し」が始まる。初めは見事に各校の攻撃をはじき返していた雄英。女子たちの活躍も光り、「雄英女子かっこいいし最高」「雄英女子も最高すぎて…ああああああああかっこいいい!!戦う女子ほんと最高」と大盛り上がり。先々週から登場していたくせ者・士傑高校の夜嵐イナサも別の場所で圧倒的な個性を見せつける。夜嵐の衝撃的な攻撃に「夜嵐個性強すぎるかっけえ」「士傑の夜嵐イナサどちゃくそかっこいいやんーーー好き!!」と読者も大盛り上がり。「雄英潰し」にあいバラバラになってしまった雄英の面々。ここからどのような戦いを見せてくれるのか、今後の巻き返しにも期待がかかる。

 各連載陣の展開が楽しみな来週の40号からは、「第11回金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)」も開催。ノミネート作品が44号まで毎号1作品ずつ掲載され、読者投稿で受賞作を決定する。来週の40号に掲載されるのは原作・平尾友秀、漫画・依田瑞稀による『Legacy』。死者と会話する謎の少年・防人が連続皮剥ぎ殺人事件に立ち向かうという作品だ。他にも44号まで楽しみな作品がずらりとラインナップされており、「今年の金未来杯強そう」「もう金未来杯の時期か」と読者たちも恒例のこのイベントにワクワクしているようだ。

 連載3連弾が出揃っても、まだまだ楽しみは尽きそうにない『週刊少年ジャンプ』。来週号も楽しみに待つことにしよう。