250万回再生突破! 開脚の女王が開発!4週間で達成できる「開脚最強プログラム」【ストレッチ法】

健康

更新日:2016/9/5


『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(Eiko/サンマーク出版)

 みなさんは、体が柔らかい人に憧れたことはあるだろうか。前屈したら両手が地面につく。足が自分の頭まで上がる。ちょっとうらやましいと思ったことはあるだろうか。『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(Eiko/サンマーク出版)には、72歳の女性がベターッと開脚している写真が載っている。一般的に老いると体はかたくなるものだ。ウエストも5cm細くなったらしい。ダイエット効果もあるようだ。他に2人のご高齢の女性の開脚の写真が載っている。「痩せたし、腰痛が治った」「冷え性が改善した」などの声が紹介されている。体が柔らかくなると、思った以上に良いことがありそうだ。

 本書は、エアロビクスのインストラクターであるEiko氏が生みだした開脚メソッドが紹介されている。それをエアロビの生徒に教えると好評で、評判がメディア関係者にも届くようになり、開脚メソッドを紹介した動画が制作されたらしい。その動画の再生回数は250万回を超え、とうとう本を出版するまでに至ったとか。それでは、気になる開脚メソッドを紹介していこう。

開脚の定義と「開脚4週間プログラム」

 まず、本書の開脚の定義は、両ひじが床につけば達成だそうだ。「そんなの簡単では?」と思った方もいるだろう。しかし、脚を大きく開いてひざをピンと伸ばし、前に上半身を倒して両ひじをつけるのは、並大抵ではない。私もやってみたが、大粒の涙を流してあきらめた。そんな体のかたい私でもベターッとなれる開脚メソッド。その名も「開脚4週間プログラム」だ。その方法は、4週間毎日3種類のストレッチを行うことだ。そのうち2種類は、開脚達成まで毎日取り組む「基本のストレッチ」。そしてもう1種類が、1週間ごとにステップアップしていく「週替わりストレッチ」だ。

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「基本のストレッチ」

・タオルストレッチ
片脚の裏側にハンドタオルをかけ、ひざをピンと伸ばしたまま両手でタオルを頭の方向に引っ張り、脚を揺すりながら30秒間キープ。反対側の脚も同様に。

・シコストレッチ
(1)ひざを外側に向け、脚を肩幅の倍程度開いてお尻を落とし、両手をひざ近くの太ももの内側に置く。
(2)上下に小刻みに20回ほど揺する。
(3)次に肩を片方ずつ内側に入れ、同時により強く腕で太ももを押し、脚のつけ根と背中をストレッチ。

 この2種類のストレッチを毎日取り組みつつ、次に紹介する「週替わりストレッチ」も併せて行う。

「週替わりストレッチ」

・1週目 内ももストレッチ
片ひざを立て、屈伸運動の要領で、片脚ずつ揺すりながら30秒間伸ばす。反対側も同様に。

・2週目 壁ストレッチ
(1)お尻を壁に近づけ、両脚を天井に向かって伸ばし、開く。
(2)壁に脚を預け、ひざを曲げずに無理のない範囲で脚を開き、揺すりながら1~2分程度ストレッチ。

・3週目 椅子ストレッチ
(1)背もたれに向かって椅子にまたがり、背もたれを両手で持ち、お腹を突き出す感覚で前に出す。
(2)そのまま上半身を後ろに倒し、腕で背もたれを押す感覚で股関節を30秒間揺すりながら伸ばす。

・4週目 ドアストレッチ
(1)左右の壁が平行でドアが向こう側に開く場所をさがし、その前に脚を開いて座る。
(2)開いた両脚を壁で支持し、上半身を前に倒して腕を床につき、体を揺すりながら30秒間伸ばす。

 本書では、上記を写真つきで分かりやすく説明し、ポイントやアドバイスも一緒に載せている。開脚のための参考書みたいな感覚だ。

 私は昔テコンドーをやっていた。人の首を蹴り回るヤバンな格闘技だ。だからこそ分かるのが、体が柔らかくなると、なぜか体が軽くなる。柔らかいことは間違いなく健康にいいのだ。今ではすっかり体がかたくなり、毎日軽やかに動けていた日々が懐かしい。これを機に、柔らかい体を手に入れる努力をしてみるのもいいだろう。

文=いのうえゆきひろ

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