グロいくらいボロボロのキムタクが見れるかも!? 漫画『無限の住人』が木村拓哉×三池崇史の初タッグで実写映画化

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公開日:2016/9/1

 木村拓哉三池崇史が初タッグを組んだ映画「無限の住人」が、2017年のGWに公開となることが発表された。沙村広明による時代劇漫画『無限の住人』を原作とした同作の実写映画化には「ずっと待ってました!!」「キムタクと三池監督とかとんでもない作品になる気しかしない!」「そんなのってありかよ…もう反則だよ…」と大きな話題となっている。

 『無限の住人』は、1993年から2012年にかけて約19年にわたり『月刊アフタヌーン』で連載され、「アツい。とにかくアツくて痺れる。自分が一番好きな漫画です」「これこそ傑作。爆発力がとんでもない」「剣術漫画の名作というと『バカボンド』をあげる人が多いけど、俺はこれ」と熱狂的なファンを持つ。1997年には記念すべき第1回目の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、現在までに世界22カ国で発刊されている。

 主人公は「100人斬り」の異名を持つ、その身に不死身を与える蟲“血仙蟲”を埋め込まれた男・卍(まんじ)。夫が兄に切り殺される姿を見て気が狂ってしまった妹・町と暮らしていたが、町も卍の「100人斬り」の異名に目をつけて襲ってきた無頼漢に殺されてしまう。償いとして、自身の残りの人生をかけて「1,000人の悪党を斬る」ことを決めた卍は、「勝つ事こそ剣の道」という逸刀流統主・天津に両親を殺された少女・凜と出会い、仇討ちの助っ人としてともに旅を始める――。

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 異形、残虐、悲運…様々な殺人者たちが交差し、凄惨な戦いが繰り広げられる同作。不死身の身体を持った卍の姿を印象深く描いており、「『不死の苦悩』を扱った作品は数あれど、こんな風に『不死の痛み』を扱った作品は今までなかった!」「エグイ武器とか暗器でボロボロになる卍さんの姿はグロいし、本当に痛そうだけど不死身っていうのはそれが本来の姿なんだと思う」「痛いのに死ねない、ってのが不死の本当の苦しみだって、この作品を読んで強く思った」と高い評価を得た。

 また、高い画力と独特の殺陣描写も『無限の住人』の魅力。見開きいっぱいを使った卍の姿や、カタカナ、漢字、さらにはローマ字までも使った擬音の使い方は、「グロイ。グロイけど思わずじっくり見ちゃうくらい作画が美しい!!」「一応江戸時代ですが、モヒカンにサングラス、ピアス、髪染め、さらには異形の生き物までいる雑多とした作品の雰囲気がすごく伝わってくる」と、読者の心に圧倒的な描写力で訴えかけてくる。

 2008年にアニメ化、2016年には舞台「無限の住人」がアニメで卍役を務めた関智一を主演として上演された。1993年から連載されていた作品が、連載終了後に舞台、映画と続々とメディアミックスされていることに「子供の頃ワクワクドキドキしてた作品が、違う形で帰ってきてくれるのはやっぱりうれしいもんだな」「ずっと好きな作品だから実写化されたのが本当に嬉しい! 正解!」「表紙が一新された新装版コミック発売、映画のおかげだ~沙村さんの描き下ろし~!!」と大喜び。

 主演を務める木村拓哉は映画「武士の一分」やテレビ朝日開局55周年記念ドラマ「宮本武蔵」で殺陣を披露。同作でも殺陣を使った迫力のアクションシーンが多々予想されることから「キムタクの殺陣がまた見れるの楽しみすぎる!!」「荒っぽくてならず者で、でも愛嬌もある卍のめちゃくちゃかっこいいシーンがキムタクで実写化されるなんて夢みたい!!」「ぼろっぼろで血だらけの木村拓哉か…アリですね…」とファンは大興奮。

 映画「クローズZERO」シリーズや「十三人の刺客」で知られ、海外からも大きな評価を得る監督の三池にも「これは世界獲れますね」「むげにんの世界観は三池監督とすごくマッチしそう!!」「三池作品のぶっ飛んだ発想とか演出が楽しみすぎる!」「三池監督が木村じゃなきゃ撮らないって言った作品!ファンはずっと待ってたの!!」と期待の声が。

 現在映画に関する情報で公開されているのは、監督の三池と主演の木村のみだが、これから凛をはじめとするメインキャラクターの発表も控えているとのこと。世界各国で発売されている日本の誇る時代劇漫画を、木村と三池の超強力タッグがどのように描き出してくれるのか。2017年のGWまで思わずそわそわしてしまいそうだ。

■映画「無限の住人」
原作:沙村広明
監督:三池崇史
脚本:大石哲也
音楽:遠藤浩二
製作:映画「無限の住人」製作委員会
制作プロダクション:OLM
制作協力:楽映舎
⇒映画「無限の住人」公式サイト

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