ポリ袋だけで味付け完了!スパイシーな香りが食欲そそる“アジアン料理”でお手軽アジア旅行はいかが?【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/9/4

『お手軽アジアンごはん』(セブン&アイ出版)

 いよいよ9月になり、世間的には夏休み終了モードになりますが、みなさんは夏休みをエンジョイしましたか? 今年も結局帰省だけで終わった、夏休みがお盆で値段が高く近場にしか行けなかった、さらには、忙しすぎて夏休みが取れなかったという人もいるかもしれません。そんな人に、せめて料理だけでも旅行気分を味わってもらいたいと思い、今回は、『お手軽アジアンごはん』(セブン&アイ出版)というレシピ本を選んでみました。ここでは、タイ、インド、ベトナム、韓国などアジアの国々の料理レシピが日本のスーパーで買える食材だけで作られているので、思い立ったらすぐに作れて、食べればその国に行った気になれること間違いなしです。そこで今回はこの中から、韓国、タイ、インド風の3品を実際に作って旅してみました。

1、ポリ袋だけで味付けが完成する「野菜たっぷりプルコギ」(P.12)


 ポリ袋にすりおろしにんにく、コチュジャン、しょうゆ、酒、酢、砂糖、ごま油、牛肉、にんじん、玉ねぎを入れて軽くもみ、5分ほどつけます。これをつけ汁ごとフライパンに入れて炒め煮し、火が通ったらにらを加えてさっと炒めます。最後に千切りしたきゃべつの上にのせれば完成です。

 まずは、お隣韓国の名物料理「プルコギ」を作ってみました。本場ではプルコギ専用鍋で長時間漬けこまれた牛肉を焼きますが、もちろん一般的な日本人家庭に専用鍋はありませんし、お店のように長時間漬けこむなどの下処理も大変です。しかしここでは、ポリ袋&フライパンという、とってもお手軽な方法で調理されているので、一般家庭でも簡単に再現することができます。実際お肉や野菜にもしっかり甘辛い味がしみ込んでいて、十分満足できる味に仕上がっていました。暑さで食欲が落ちている今の季節にもガッツリ食べられる一品です。

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2、パクチー好きにはたまらない!「パクチーともやしの春雨サラダ」(P.22)


 ボウルにナンプラー、レモン汁、砂糖、豆板醤を混ぜ合わせ、そこにざく切りにしたパクチー、もやし、戻した春雨を加えて混ぜれば完成です。

 2品目は、最近ブームになりつつあるパクチーをたっぷり使った、タイのサラダレシピです。苦手な人は全くだめ、好きな人はこれだけでも山盛り食べられるという人もいるくらい、好き嫌いがはっきり分かれるパクチー。そんなパンチが効いた味を持つパクチーは、シンプルなサラダとの相性が抜群です。他にもいろんな食材が入っているので一口で様々な食感、ピリリとした辛さなどが一気に味わえ、ボウルいっぱいでも食べられるくらいの美味しさでした。ちなみに、パクチーは根をラップで包み、ポリ袋に入れれば冷凍保存も可能です。

3、スパイシーな香りが食欲そそる「カレーコールスロー」(P.38)


 油を熱したフライパンに、千切りしたにんじん、きゃべつを入れて炒め、全体に油がなじんだらカレー粉を加えてさっと炒めます。ここに、粒マスタード、砂糖、塩、粗びき黒こしょう、レモン汁を加えて混ぜ合わせれば完成です。

 最後は、スパイシーな香りが魅力的なカレー粉を使ったインドのサラダレシピです。コールスローと言えば、マヨネーズを使ったものが一般的ですが、ここではカレー粉、粒マスタードを入れることで、かなり大人な味付けになり、おつまみにピッタリです。なお、カレー粉はルウなどと違って、塩や油は入っていないのでヘルシー。しかも、開封後も賞味期限までは保存できるのも嬉しいポイントです。

 本書では、カレー粉の他に、家庭で余りやすいナンプラー、豆板醤、オイスターソースといった調味料別のレシピ紹介などもあるので、珍しい調味料を買うことへのハードルも低くなりますよ。

 

自宅で試して、いざ本場料理を味わいに行こう!
旅行に行かずとも、日本の自宅にいながらアジアン料理が味わえるのは、特に忙しい時には嬉しい限り。とはいえ、やはり叶うなら旅行に行って美味しい料理を食べながらリフレッシュしたいですよね。まずは日本で味の想像を膨らませて、ぜひいつか本場で本物の味を堪能してきて下さい!/p>

文=JUNKO