「ごはん、まだ?」「早く!」にこたえる、子供も旦那も喜ぶ”おうちご飯3分レシピ”【作ってみた】

食・料理

更新日:2016/9/5

『3分5分10分でちゃんとカンタンうちごはん』(ほりえさちこ/主婦と生活社)

 日々の料理作りお疲れ様です。独身者なら帰宅時間や疲労度によって、料理に費やせる時間は変わってきますよね。一方で、既婚者で子供がいる場合は、家族からの「ごはん、まだ?」「早く!」という要望・わがままによってかける・かけられる時間が変わってきます。ここで紹介するのは、時間別に作れるレシピをまとめた『3分5分10分でちゃんとカンタンうちごはん』(ほりえさちこ/主婦と生活社)。本書は、3分、5分、10分とかけられる時間ごとに主菜、副菜、ごはんもの、スープなどのレシピが168品も紹介されており、急いでいる時にぱぱっとレシピを探せて作れるようになっています。ただ、時間が短いからといって決して手抜き料理ではなく、短時間でも「美味しい!」と言ってもらえるようなちゃんとしたごはんばかりなので、自信をもって家族に出せますよ。今回はこの中から、3分、5分、10分でそれぞれ1品ずつ作ってみました。

1、たった3分でガッツリ丼が完成!「ベーコンエッグ丼」(P.38)


 サラダ油を熱したフライパンにベーコンを並べ、卵を割り落として好みのかたさまで焼きます。これをご飯の上にのせ、しょうゆ、こしょうをふれば完成です。

 まずは3分で作れるレシピから。3分というとカップ麺くらいしか作れるイメージがないくらい超短時間ですが、そんな時間でなんとガッツリ丼を作ってしまいました。しかも味付けもシンプルなんですが、食べてみるとトロトロの黄身、ベーコンの塩気、しょうゆの香ばしさが絶妙のバランスで口の中に入ってきて、味もボリュームも満足度がかなり高い一品でした。あまりの簡単さなので、これならお腹を空かせた旦那や子供自身に作ってもらいましょう。

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2、甘辛い味がヤミツキになる「なすのきんぴら」(P.66)


 ごま油を熱したフライパンでなすを炒めます。そこに、砂糖、酒、しょうゆを加えて炒め、汁けがなくなったらごまをまぶせば完成です。

 続いては、今旬を迎えているなすを使って5分でできる副菜レシピです。きんぴらというと、ごぼうやにんじんなどを使ったものが多いですが、なすを使うと味がしみ込みやすいのか、かなりしっかりした味で、また今回はごま油を使ったことで風味も豊かになり、この一皿でご飯3杯くらいいけそうな勢いでした。少量のなすでも作れるので、もし買い物できなくて他の材料がなくても、冷蔵庫でなすが余っていたらぜひ作ってみて下さい。

3、シャキシャキ野菜がたまらない!「鮭のちゃんちゃん焼き」(P.17)


 サラダ油を熱したフライパンに鮭を入れて両面焼きます。ここに、キャベツ、にんじん、もやしを加え、みそ、酒、みりん、砂糖、すりおろしにんにく、水を合わせたものを上からまわしかけ、バターをのせてふたをして2分ほど蒸し焼きにしたら完成です。

 最後は10分で作れる主菜レシピです。この本の中では10分は一番長い時間になりますが、とは言え、普通なら10分で作れる主菜って少なかったりします。でもこのレシピは10分でできたとは思えないほど、鮭がふっくら&みそ味がしっかりしみ込んでいて、食べるとどこか懐かしさを感じられる味でした。野菜のシャキシャキとした歯ごたえも美味しく、これなら野菜だけでも一皿食べられそう。これから鮭が美味しい季節になってくるので、ぜひ試して欲しいレシピです。

 

短時間でもやっぱりちゃんとしたごはんを作りたい!
 今は外食だけでなく、中食と呼ばれる「買って帰って食べられる」料理もたくさん売られているので、わざわざ疲れた後に家で料理を作る必要はないかもしれません。でもやっぱり家庭料理には中食では感じることができない“温かさ”や“美味しさ”があります。たった3分でも良いんです。超簡単な料理1品でも、自分自身や家族のために作ってみませんか?

文=JUNKO