「期待できそうだぞ」と早くも話題騒然! ジャンプ新連載『レッドスプライト』

マンガ

公開日:2016/9/8

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    『週刊少年ジャンプ』2016年9月19日特大号 40号(集英社)

 2016年9月5日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』2016年40号は、先週から連載が開始された『レッドスプライト』が早速センターカラー大増25ページで登場! 話題の『こち亀』や巻頭カラーの『ハイキュー!!』など、気になる作品が目白押しの今週も、内容をちょこっとだけレビュー!

 先週の新連載開始から、「新連載当たりだわ」「レッドスプライト期待できそうだぞ」と早くも話題になっている『レッドスプライト』は、「雷髄人間」と呼ばれる発電能力を持つ改造人間たちが奴隷としてこき使われている世界で、高い能力を持つ雷髄人間の子供たちが自由を求めて革命を目指す物語だ。

 軍の管理下から助け出され、孤児院にかくまわれていた「超速電動髄血質」と呼ばれる雷髄人間としての適性をもつ7人の子供たちは、先週の連載開始からいきなり軍の襲撃を受け、主人公・タツ以外は囚われの身になってしまう。その6年後、襲撃を指揮したシェパード中佐に復讐をとげ、飛行艦を奪ったタツは孤児院の仲間だったモノを救出するためにパレードに向かった。

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 「レッドスプライト、王道でいいな」「ワクワク感が少年誌って感じ!」と、少年漫画らしいバトル・冒険を予感させる初回に読者も大興奮の様子で、今週の第2話にも期待がかかっていた。

 そして待ちに待った今週号。雷髄人間たちと共に飛行艦を奪ったタツは、たった一人でその飛行艦の出力を発電してみせる。操舵も買って出ようとするタツだが、「操艦なんてできるのか」と問われると「全然できない 衝撃にそなえよ」とあっけらかんとして答える。これには「ちょっと抜けた主人公感がジャンプって感じだよな」「強くてあほなのは王道だな」とジャンプ愛読者も納得の様子。

 結局他の雷髄人間に操舵を任せたタツは、艦内で人体実験場の科学者を発見。世界最強の軍隊相手に逃走など不可能だと語る博士に周囲も動揺。しかしタツが狙うのは逃走ではなく、軍事パレードの襲撃だった。

 軍事パレードがはじまると、舞台であるエデニア国の現状が次第に明らかになる。将軍の演説は全国民が視聴を義務付けられており、厳しい独裁体制には不満を感じる国民も存在しているようだ。全国にパレードと演説が中継されるなか、タツは軍の警備をあざ笑うかのように電光石火の襲撃を開始し、モノのいるアトラス号のもとに到着する。「スピード感かっこいいぞ!」「展開の早さと熱さ! このまま行って欲しい」「単純にカッコいい」とこの展開に読者も興奮を隠せない。

 主人公タツの自信満々でちょっと抜けたキャラクター設定も好評だが、孤児院の仲間であるモノの設定にも様々な憶測が飛び交っているようで、自身を「ボク」と呼ぶモノだが「多分だけどレッドスプライトのモノは女の子」「レッドスプライトのモノは女の子なのか男の子なのかが1番気になるところ」と、さっそく議論が巻き起こっている。

 ついにモノのもとへたどり着き、「まだやることがある」と言い将軍と相対したタツが一体どんな行動を起こすのか。「テンポ早くて今のところずっと面白い!」との声もある『レッドスプライト』。次週も話はどんどん動いていきそうだ。

 そして、2016年42号での連載終了を発表した気になる『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、「ビックリさせてごめんなさい! でもこち亀は今週も通常運転です!!」と欄外にコメントがあるように、終了直前でもいつも通り両さんが部長を振り回す。「お決まりの最後のコマみれるのもあとちょっとか」「今週号、これぞこち亀って感じ」と平常運転のこち亀にファンたちも寂しがりながらも安心しているようだ。

 今週の巻頭カラーは合宿を終えて練習を再開した烏野高校の様子が描かれた『ハイキュー!!』。成長を遂げたそれぞれのメンバーの再会に、「今週のハイキュー懐かしい感じがしてすごく良い」「今週のハイキュー良すぎて涙を流してる」「んあーーーハイキュー今週なんか烏野揃って和む」とファンも喜びを隠せないようだ。影山の最後のセリフに「これ次回期待だな」という声も上がっており、メンバーの今後の成長に期待がかかる。

 2016年9月12日(月)発売の次週号は、連載2周年を突破した『僕のヒーローアカデミア』が巻頭カラーで登場。アニメ第2期情報やイベント情報も掲載されるので、しっかりチェックしておこう。そして「第11回J金未来杯」エントリーナンバー2の『BOY THE GOLD』も掲載。今話題の体操をテーマにした期待の青春漫画になりそうだ。『こち亀』も終了直前回となる来週の2016年41号、楽しみに待とう。