『早くしなさい!』は育児のタブー言葉! 尾木ママ流“叱らずにしつける”21のコツ

出産・子育て

更新日:2016/10/3

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 尾木ママの愛称で親しまれる教育評論家の尾木直樹が、ママたちからの悩みの相談でもっとも多いという“叱らないしつけ”の方法をズバッと解説する『尾木ママの叱らずしつけ21のコツ』が、2016年9月14日(水)に発売された。

「叱るよりほめる!」尾木ママ流の子育て
1.ママのこわい顔より笑顔のほうが子どもを伸ばす
2.子どもの成長に必要なのは親への安心感
3.ほめる=子どものありのままの姿を認める、と考えて

 「“子どものしつけ=叱ること”と思っている人が多いけれど、赤ちゃんだろうが、子どもだろうが、20才の大人だろうが、叱る必要性などまったくない」と語る尾木ママ。叱っても子どもの心に残るのは恐怖だけで、それよりも笑顔で教えるほうがずっと学習効果が高いということが、脳科学の研究結果にも表れているそうだ。

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 また、子どもの成長に大切なのは、親に愛され、見守られ、つらさにも共感されているという、絶対的な安心感。この安心感を育てるいちばんの方法がほめることであり、それが自己肯定感(ありのままの自分でいいという感情)を高めて、何事にも前向き志向の子どもを育てることにつながる。

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 さらに、尾木ママによると「“早くしなさい!”は育児のタブー言葉」だという。命令口調で大人から指示され続けていると、自分自身で主体的に考えることができなくなっていってしまうそう。「早く」と言いたくなるシーンでは、「いつ?」という声かけに変えることで、子どもが自分自身で決めなくてはならなくなり、自律的生活力が身についていくと述べている。

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 同書では、世の中のマナーや、やってはいけないことを叱らずに教える、親の心の持ち方や考え方、声かけの21のコツを紹介。科学的知見に基づく説得力のある対応策を、具体的なシチュエーションや多数のマンガもまじえ、尾木ママの優しい語り口で解説している。

“子育てに失敗はつきもの”。親だって失敗したり、迷ったりして当たり前。たとえ失敗することがあっても、シンプルにうんと子どもを愛してあげていれば、たいていのことは、大丈夫!―同書より

 ママ&パパの不安や心配をとりのぞき、肩肘張っていた子育てもスッと楽になるはず。これを機に、「叱る」子育てから卒業してみては?

※掲載内容は変更になる場合があります。