『ONE PIECE』尾田栄一郎の漫画家志望者へのメッセージが「核心をつき過ぎ!」と話題

マンガ

公開日:2016/9/14

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    『週刊少年ジャンプ』2016年9月19日号 40号(集英社)

 日本を代表する大人気漫画『ONE PIECE』。その作者である尾田栄一郎が2016年9月5日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』2016年40号で、漫画家を目指す読者に熱く、核心をつき過ぎなどストレートの言葉を贈ったことが話題になっている。

 本誌に掲載された「第92回手塚賞、第85回赤塚賞投稿作品大募集!!」のページで、審査員の『DRAGON BALL』の鳥山明や、『SLAM DUNK』の井上雄彦らが応援のコメントを発表。それぞれがアドバイスや、励ましといった丁寧な言葉を贈る中、尾田だけは一人毛色が違った。

 その言葉とは「何の為に漫画家になるのか。好きな絵を描いて暮らしたい。話作って暮らしていきたい。人を楽しませる仕事がしたい。有名人になりたい。お金持ちになりたい。コレら全部1つの方法で叶います。面白い漫画を描く事。描き方は自分で考えて下さい!! 力作待ってます!!」というものだ。

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 まるで『ONE PIECE』の主人公・ルフィばりのストレートな言葉に「気持ちが良いね」「さすが尾田っちwww」「動機は何でもいいから面白い漫画を送ってこい! ってことか、尾田先生らしいなw」「これこそ天才というもの」「核心の急所を一点集中で突くスタイル」といった反響が。ちなみに尾田は第44回手塚賞で準入選した経歴がある。

 実は尾田は前にも漫画家を目指す読者に対して「大人はよく一番好きな事は仕事にせず、趣味にした方がいいなんていいますよ。教えます。アレはウソなんです。ずっと好きな事した方が楽しいに決まってます。さぁ、漫画が描きたきゃプロになろう」という言葉を贈り、「経験者が語ると説得力あるな」「本当にコレ、チャンスがあるなら絶対に好きなことを仕事にするべきだよ」「尾田先生は金持ちだからっていう人いるけど、給料低くても好きなことやってニコニコ楽しそうに暮らしてる人いっぱいいるよ」といった声があがっていた。

 『ONE PIECE』にはたくさんの名言があることで有名だが、作者本人もさらっと名言を残すのだから凄い。こういった純粋でストレートな気持ちがあるからこそ、約19年もの間『週刊少年ジャンプ』でトップを走り続けていられるのだろう。