「怒り」の感情とどう上手に付き合う? 6タイプから知る、自分の「怒りの癖」

暮らし

公開日:2016/9/18

 日本のアンガーマネジメント第一人者が怒りの感情をコントロールする技術を教える『自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』が2016年9月10日(土)に発売された。

 「あのとき、あんなことを言わなければよかった…」「なぜ、いつもこんなにイライラしてしまうのか…」「もう、つまらないことでいちいち腹を立てたくない…」“怒りの感情”には後悔がつきものだ。しかし、怒りの感情のコントロールって難しいと思っている人は少なくない。

 その原因となるのは、自分の「怒りの癖」を知らないから。たとえば、貧乏ゆすりの癖があることを自覚していない人は、誰かから指摘されてそれを自覚しない限り、直しようがない。それと同じで、まずは自分の「怒りの癖」に気づけるかどうかがポイントとなる。同書を通じて自分の「怒りの癖」に気づくことで、自分自身や周囲の人間にマイナスの影響を与えてしまう“怒りの感情”を簡単にコントロールできるようになるだろう。

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【怒りの6タイプ】

●公明正大タイプ
電車の中のマナー違反や正しくないと思うことについて怒りを感じやすいタイプ。

●博学多才タイプ
なんでも白黒つけないと気がすまないタイプ。
はっきりしないことや人に対してイライラする傾向が。

●威風堂々タイプ
自分が一番でいたいと思っているタイプ。
軽く扱われたり、大切にされていないと思うと、怒りを感じやすくなる。

●外柔内剛タイプ
自分ルールをすごく大切にする。
頑固なので頑なに自分の決めた手順などにこだわり、自分が決めたルールから外れることを嫌がる。

●用心堅固タイプ
物事をネガティブな方に大袈裟に考える。
周りが大したことないと思っていても必要以上に「最悪」「もうダメかもしれない」と思ってしまう。

●天真爛漫タイプ
気の向くままに、後先考えずにとにかく行動する。
進まない、時間がかかるということを嫌がる。
好奇心のままに行動できる人のため、空気を読むのが苦手なところも。

 アンガーマネジメントは、毎日ちょっとずつうまくなるようなものではない。続けているうちに、ある日突然、今まで気になっていたものが気にならなくなった、聞こえていたものが聞こえなくなった、といった経験をしながら上達していくもの。

 アンガーマネジメントが怒りの感情と上手につき合うための航路図となることで、イライラや怒りの感情に振り回されなくなるだろう。あなた自身の航路図を手に入れて、より良い人生を拓く旅に出かけよう。

安藤俊介(あんどう・しゅんすけ)
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。1971年群馬県生まれ。2003年に渡米してアンガーマネジメントを学び、日本に導入し第一人者となる。ナショナルアンガーマネジメント協会に在籍する1,500名以上のアンガーマネジメントファシリテーターのうち、15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに、米国人以外ではただ一人選ばれている。企業、教育委員会、医療機関などで数多くの講演、研修などを行っており、年間の受講者数は2万人を超える。

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