「彼ごはん」のSHIORI直伝! ヘルシーなのにボリューミー、見た目も綺麗な“お弁当フルコースレシピ”【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/9/24

『ヘルシーだから続けたくなる カラダ想いな朝ラク弁当』(SHIORI/講談社)

 あれだけ暑かった夏も過ぎ、外出するのが気持ちいい季節になってきましたね。そうなると、スーパーなどの野菜コーナーは秋の味覚でにぎわい、どれを買おうか迷ってしまうほどです。そんな時には、せっかくなのでいろんな食材が入った美味しいお弁当を持って、外でランチを楽しんでみませんか? 近頃発売された『ヘルシーだから続けたくなる カラダ想いな朝ラク弁当』(SHIORI/講談社)では、ヘルシーだけどボリュームがあって、見た目がきれいな簡単レシピが139品も紹介されています。そして、著者は「作ってあげたい彼ごはん」で一躍人気料理家になったSHIORIさんということで、自分自身だけでなく、彼氏や家族にも喜んでもらえるレシピが満載です。今回はこの中から、乾物食材を使ったヘルシー弁当、ぱぱっと15分で完成する朝すぐ弁当を作ってみました。

1、ほっとするおかずがいっぱい詰まった「カラダ想いなヘルシー弁当」


・定番のひじき煮(P.18)


 サラダ油を熱したフライパンに水で戻したひじきを入れて炒め、油がまわったらにんじん、ちくわ、だし汁、しょうゆ、酒、みりん、砂糖を加えて8分ほど煮詰めます。最後に枝豆を加えてサッと混ぜれば完成です。

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 しっかり甘さが効いていて、昔懐かしい味のひじきです。彩りもキレイ。

・車麩のみそカツ(P.20)


 麺つゆと水を混ぜたところにつけて戻した車麩を、薄力粉と水を混ぜたところにくぐらせ、パン粉をつけて中温で揚げます。ここに、みそ、みりん、砂糖、白すりごまを煮詰めて作ったみそだれをかければ完成です。
車麩の揚げ物自体は淡白な味なんですが、ここにみそだれがかかることで、味が引き締まりました。

・基本のだし巻き(P.52)


 溶き卵にだし汁、薄口しょうゆ、みりん、塩を加えてよく混ぜます。これを、サラダ油を熱した卵焼き器で焼き、形を整えれば完成です。

 これぞだし巻き! という感じで、だしのうまみがしっかり感じられ、食べるとほっこり出来る味でした。

・紫キャベツのマリネ(P.54)


 ボウルにオリーブオイル、酢、塩、砂糖、フレンチマスタード、黒こしょうを入れてよく混ぜ、ここに千切りした紫キャベツを和えれば完成です。結構酸味が効いていて、このお弁当の中で良いアクセントになっています。

 1つ目は、カラダ想いなヘルシーおかずが4種類も入ったお弁当レシピです。ヘルシーおかずの定義としては、(1)乾物食材で美肌おかず(2)ローカロリー食材で満足おかず(3)色味を活かしたべジおかずが挙げられます。これに則って、車麩やひじきといった乾物でありローカロリーな食材を使ったり、にんじんや枝豆といった色鮮やかなおかずを入れることで、ヘルシーなだけでなく見た目からも満たされるお弁当が完成しました。ただ、ヘルシーなおかずばかりだと、お腹がいっぱいにならないのでは?と心配になってしまいますが、食べ終わると、もうこれ以上何も食べられませんと思ってしまうほど、ボリュームたっぷりのお弁当でした。1つのお弁当でこれだけいろいろな味を楽しめるのは嬉しいですよね。

2、甘辛いタレが食欲を刺激する「ジャージャー麺弁当」(P.71)


 ごま油としょうがを熱したフライパンに豚ひき肉を入れて炒めます。さらに長ねぎ、しいたけを加えて炒めたら鶏ガラスープの素、甜麺醤、しょうゆ、片栗粉、水を加えてとろみがつくまで煮立ててあんを作ります。これを、電子レンジで解凍した冷凍うどんの上にかけ、きゅうり、トマトをのせれば完成です。

2品目は、いつものお弁当の気分をちょっと変えたい時に使える、麺を使ったお弁当レシピです。麺ものというと、どうしても汁気がありお弁当には向いていないのでは? と思いがちですが、このような汁気のないあんであればお弁当

 メニューとして持っていくことが可能なんです。甘辛いタレで煮込んだそぼろがつるつるのうどんに絡んで美味しい!しかも、これがたった15分で出来るなんて忙しい朝には嬉しいですよね。お弁当が麺なだけで、朝からテンション上がりますよ。

 

カラダに嬉しいお弁当で午後からも頑張ろう!
ランチの時間って、忙しい1日の中でもほっと一息つける貴重なリラックスタイムですよね。もちろん気分転換のために外食するのも良いですが、自分のカラダのことを考えて食材を選び、一生懸命作ったお弁当はまた格別に美味しいはず。こんなお弁当があればきっと午後からも頑張れますよ!明日からでもお弁当生活を始めてみてはいかがでしょう?

文=JUNKO