ますます鶏肉が好きになる!感動するほどやわらかい鶏肉レシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/9/27

『ヘルシーだから続けたくなる カラダ想いな朝ラク弁当』(SHIORI/講談社)

 安くて高たんぱく、低脂肪な鶏むね肉は我が家の必須食材です。焼いても揚げても煮込んでも良しで、本当に万能ですよね。ただ、調理が上手くいかないとパサパサになって本来の美味しさを活かしきれないことも…。一体どうしたら毎回美味しくできるのか。そんな悩みも解決してくれる、美味しい鶏肉レシピを集めた『たっきーママの鶏むね 鶏もも 大人気レシピ152』(奥田和美/扶桑社)が発売されました。著者は月間200万アクセスもある人気料理ブロガーで、特に鶏肉レシピが評判で、「鶏肉の伝道師」とも言われています。そんな著者がブログで紹介して人気だったレシピから、レンジやトースターなどを使って作る簡単レシピまで、全152品を惜しげもなく披露しています。そこで、今回はこの中からブログで人気No.1だった、鶏むね肉、鶏もも肉のレシピ、野菜と組み合わせて作る簡単レシピの計3品を実際に作ってみました。

1、甘辛いチキンとタルタルソースが相性抜群!「やわらか鶏むね肉で簡単おいしいチキン南蛮」(P.6)


 多めのサラダ油を熱したフライパンにむね肉を入れ、ふたをして蒸し焼きにします。そこに、しょうゆ、砂糖、酢を加えてとろみがついて照りが出るまで煮詰めます。これを好みの厚さに切り、その上からゆで卵、きゅうり、玉ねぎ、マヨネーズ、トマトケチャップ、レモン汁を混ぜて作ったタルタルソースをかければ完成です。

 最初は、むね肉レシピベスト1になったレシピです。鶏肉料理でチキン南蛮と言えば定番レシピですが、いざ作ってみると肉が硬くなったりして、あのお店のような柔らかジューシーなものにならなかったりします。でも、これはじっくり蒸し焼きしたことでとっても柔らかくなっていて、かなりお店の味に近くなっていましたよ。また、上にかけた濃厚タルタルソースが甘辛い鶏肉との相性バッチリで、ボリュームのある1枚でもペロッと食べられるくらいの美味しさでした。冷蔵で5日、冷凍で3週間保存可能です。

advertisement

2、こってりソースが食欲そそる「鶏肉と半熟卵の韓国風ソースあえ」(P.17)


 サラダ油を熱したフライパンで鶏もも肉を両面こんがり焼きます。ここに、ごま油、水、しょうゆ、みそ、砂糖、炒りごまを加えて炒め煮をします。これを皿に盛り、くし形に切った半熟ゆで卵をのせ、マヨネーズをかけたら完成です。

 2品目は、鶏もも肉レシピベスト1に輝いたレシピです。かなりこってりしたソースととろっとした半熟卵がもも肉に絡み、これだけでご飯3杯くらい食べられそうな勢いでした。これは男性ウケ抜群のレシピですよ。冷めても美味しいのでお弁当にも使え、こちらも冷蔵で5日、冷凍だと3週間も持つので、時間がある時にまとめて作っておきたいレシピです。

3、素材のよさが引き立つ「鶏肉とじゃがいものシンプルでおいしい塩炒め」(P.77)


 ごま油を熱したフライパンで鶏もも肉を焼き、焼き色がついたらじゃがいもを加えてふたをして蒸し焼きにします。さらに、しめじ、酒、塩、しょうがを入れて水分を飛ばしながら炒めて、最後に粗びき黒こしょうをふれば完成です。

 3品目は鶏もも肉を野菜と一緒に炒める簡単レシピです。味付けは塩という、かなりシンプルなレシピですが、これによりそれぞれの食材がもつうまみが引き出されて、素朴ながらもとっても奥深い味がしました。ビールのおつまみにもぴったりな一品です。冷蔵で3日保存可能です。

 

変幻自在な鶏肉さえあればもう献立に困ることはありません!
著者は鶏肉の伝道師と言われるだけあって、とにかく簡単で毎日食べても飽きない鶏肉レシピが満載です。これだけ幅広いバリエーションを持った食材は珍しいかもしれません。夕飯の献立に迷ったら、とりあえず鶏肉を使ったレシピにすれば、あっという間に美味しい食卓が完成しますよ。

文=JUNKO