すし酢とその他の調味料は「1:1」 “すし酢”が万能ドレッシングに大変身!【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/10/2

 不規則な生活で、なかなかちゃんとした料理を味わえていない人も多いと思います。せめて野菜はたっぷり摂っておきたいところ。そんな時に一番食べやすいのが「サラダ」ですが、これもいつも同じドレッシングじゃ味気ないですよね。そこで役立つのが“すし酢”です。最近発売された『行正り香のクイックサラダ』(行正り香/主婦と生活社)では、このすし酢とその他の調味料を1:1で混ぜ合わせたドレッシングが和洋中様々なジャンルの料理に使われていて、今まで寿司以外にあまり使うことがなかったすし酢の万能さを目の当たりにすることになります。そこで、今回はこの中から洋風、和風、イタリアンなサラダレシピ3品を実際に作ってみました。

1、粒マスタードのピリリとした辛さがきいている「きゅうりとハム、春雨のマスタード風味サラダ」(P.16)


 すし酢、オリーブオイル、粒マスタードを混ぜたドレッシングをきゅうり、ハム、春雨と絡めれば完成です。

 1品目は粒マスタードを使った洋風サラダレシピ。千切りした野菜や春雨にマスタードドレッシングを和えるだけという、とても簡単なものにも関わらず、春雨が、すし酢やマスタードのうまみ、野菜の甘みをたっぷり吸って、さっぱりだけれど見た目以上に食べ応えのあるサラダになっていました。春雨は中華なイメージが強いですが、ピリリした辛さがあるマスタードとの相性もバッチリなのは意外な発見でした。

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2、さっぱり爽やかな「さらし玉ねぎと青じそのサラダ」(P.48)


 すし酢、オリーブオイル、マヨネーズ、ゆずこしょうを混ぜ合わせたドレッシングを、薄切りにして水にさらした玉ねぎ、青じそと和えれば完成です。

 2品目はゆずこしょうを使った和風サラダレシピです。玉ねぎは、そのまま使うと辛いので15分ほど水にさらしておきます。そうすることで、シャキシャキ感はそのままに辛みが取れ、ドレッシングの味を邪魔することがなくなります。出来上がったサラダを食べてみると、ゆずこしょうと青じその爽やかな風味が口いっぱいに広がって、いくらでも食べられそうなさっぱり味でした。

3、カラフルで元気が出そうな「焼きなすのサラダ ハーブ風味」(P.72)


 グリルで焼いたなすの皮をむき、手で裂いてお皿に盛っておきます。その上に、細かく刻んだパプリカ、すし酢、オリーブオイル、イタリアンパセリのみじん切りを混ぜ合わせたものをかけます。最後に、赤唐辛子、オリーブオイルをまわしかければ完成です。

 最後は、すし酢とは一見かなり遠そうなイタリアンサラダレシピです。食材もパプリカを使うなど、普段ではなかなかお目にかからない組み合わせですが、イタリアンパセリが入ったハーブドレッシングと合わせることで、全体がバランスよく中和され、まろやかな味のサラダになりました。赤、黄色、緑と、色彩がとってもカラフルで、見ているだけで元気が出るサラダです。

 

万能調味料“すし酢”でマイドレッシング作りを楽しんで!
 すし酢がなぜこれほどサラダに合うドレッシング作りに役立つのか。それは、すし酢の中にはお酢、塩、さらにはうまみを引き出す砂糖がすべて入っているからなんだとか。今まですし飯作りのためだけにすし酢を買って、サラダには別途ドレッシングを買っていたなんて本当にもったいない! これからはもっとすし酢を活用して、オリジナルドレッシングでサラダをたくさん楽しみたいですね。

文=JUNKO