話は「◯◯分以内」にまとめる! 相手の心を動かす、話し方のポイント

暮らし

公開日:2016/10/4

 講演5,000回以上の話の達人が“伝え方の極意”を教える『心を動かす話し方』が、2016年10月6日(木)に発売される。

 著者の堀紘一は、あの渡邉恒雄主筆に見いだされて読売新聞社に入社後、三菱商事、ボストンコンサルティンググループ日本代表を経て、55歳でドリームインキュベータを起業。同社を東証一部上場企業に育てた敏腕経営コンサルタントだ。

 長年、多くの経営トップと対話し、これまで5,000回以上の講演を行ってきた堀。テレビ朝日の名物討論番組「朝まで生テレビ」などで議論を交わしており、経営コンサルティングのプロフェッショナルであると同時に、話の達人でもある。

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コミュニケーションの根幹は「相互尊敬」であり「相互信頼」だ。そして、その能力を最終的に決めるのは、話し手のなかに詰まっているコンテンツの広さと深さ。もっと言うなら「教養」である。教養の深い人の話は面白く、何度でも会って聞きたくなる。教養のない人の話は薄っぺらく、面白味がない。「はじめに」より

 このように語る堀だが、その背景には確固たる専門知識のインプットが不可欠であろう。しかし、いくらインプット(理解・読解力)に長けていてもアウトプット(表現力)に劣る人は、東大卒のエリートでさえ数知れない。

 ボストンコンサルティング時代、大企業相手に数億円規模のコンサルティングの場数を踏み、徹底した情報収集や調査と巧みな表現力で数々のクライアントを魅了してきた堀が、仕事に、そして人生に効く戦略的話術の本質を説き明かしていく。そして、単に話し方を説くだけでなく、表現力につながる理解力・読解力・想像力を総合的に指南している。

・だれ場を挟み、山場を盛り上げる
・話は「13分以内」にまとめる
・新しい情報は全体の4割まで
・プレゼンは「転→結」が効果的
・関心があるのに知らないことを探せ
・謝罪で押えておきたい4つのポイント
・結晶化するまで考えて1行にまとめる
・大事なことは「ピアニッシモ」で話す
・相手の疑問や不安を解消
・1つのテーマを3つの視点で言い換える
・3分先を考えながらしゃべる

 難しいことを分かりやすく、分かりやすいことを深掘りし、深掘りしたことを面白く話す。簡単なことのように思えて、多くの人ができないその極意は、「テクニック」ではなく「中身」、「どう話すか」ではなく「何を伝えるか」ということだ。

堀紘一(ほり・こういち)
ドリームインキュベータ代表取締役会長。1945年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、73年から三菱商事に勤務。ハーバード・ビジネス・スクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を日本人として初めて取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。89年より同社代表取締役社長。2000年6月ベンチャー企業の支援、大企業の戦略策定・実行支援を行うドリームインキュベータ設立、代表取締役社長に就任。05年9月東証1部上場。06年6月より現職。

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