ゲイプロレスラー・男色ディーノにお惣菜屋の店主も!? ユニークな23名のおススメ本ブックフェア

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/13

    img01

 各界著名人、地元で働く方、書店員などが選んだおススメ本のブックフェア「中井文庫2016」が、東京・中井の伊野尾書店で2016年9月1日(木)から開催中だ。

 このフェアは毎年秋に伊野尾書店で開催されており、今年で3回目。毎回ユニークな選者が揃っているが、今年も負けていない。人気プロレス団体「DDT」所属の“ゲイプロレスラー”男色ディーノ、地元・中井の惣菜弁当店主、レストラン店長、地元の大学教授など、普通のフェアでは中々見ることのない意外な人物たちが選者として選ばれている。

 もちろん作家陣たちも参加。個人の生活と社会をテーマにした著書『断片的なものの社会学」の著者で社会学者の岸政彦や、勝新太郎や長州力などを題材にした、骨太の人物作品で知られるノンフィクション作家・田崎健太、写真家でエッセイ『かなわない』も好評な植本一子など、総勢23名がおススメ本を選出する。

advertisement

 岸はカート・ヴォネガットの名作SF小説『タイタンの妖女』を、田崎は司馬遼太郎の『街道をゆく』を、植本は山田詠美『ぼくは勉強ができない』、男色ディーノは意外すぎる本を選んでいるという。どんな本があるのかは、お店に行って確かめてみよう。

 また、推薦者がそれぞれの本を選んだ理由について、店内で配布中の小冊子の中で語っている。これを読めば、本の見方もまた違ってきて、より作品を楽しむことができるかもしれない。

参加者一覧(五十音順)
礒部雅裕(放送作家)、植本一子(写真家)、遠藤頌豆(尺八奏者)、岸政彦(社会学者)、栗原光則(「KITCHEN一汁三菜」店主)、こざわたまこさん(作家)、小峰千佳さん(出版社エランド・プレス代表/ライター)、杉江由次(本の雑誌社営業マン)、関口鉄平(システムエンジニア)、田崎健太(ノンフィクション作家)、男色ディーノ(プロレスラー)、中村亜希幸(イタリアンキッチンオリーブモンド)、中山博夫(目白大学人間学部教授)、古橋由美(取次会社「大阪屋栗田」社員)、三田佐代子(プロレスキャスター)、村瀬秀信(ライター)、安田はつね(編集者/ゴールデン街バースタッフ)、伊野尾書店スタッフ一同

■「中井文庫2016」
期間:2016年9月1日(木)~10月31日(月)
営業時間:(月~土)10:00~21:00、(日・祝)11:00~20:00
場所:伊野尾書店
住所:東京都新宿区上落合2-20-6
⇒「伊野尾書店」公式HP

※掲載内容は変更になる場合があります。