ヒットは多数派、大ヒットは少数派から生まれる―大ヒット連発のバンダイナムコが大切にしているたった1つの考え方

ビジネス

公開日:2016/10/9

 赤字300億円というどん底も経験してきたバンダイナムコホールディングス会長・石川祝男のビジネス本『大ヒット連発のバンダイナムコが大切にしているたった1つの考え方』が、2016年10月12日(水)に発売される。

 ナムコに入社して以来38年、社長就任後は赤字300億円というどん底も経験して、とにかく、どんな状況でも「ヒットを生み出す仕組み」や、「ヒットを生み出す人」の共通点を何度も何度も考えてきた石川。

 そんな石川が社員に伝えているのが、「元気よく暴走しなさい」という言葉。なぜなら、予想を超えるような「大ヒット」は、個人の才能や能力によって生み出されるものではなく、結局のところ、たった一人の並々ならぬ「熱意」によって生み出されるものだからだ。

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 たとえ上司や周囲に反対されたとしても、自分の企画ややり方に自信があったら、それを信じてとことんやり抜く姿勢を持てるかどうか、そのことが仕事の結果を大いに左右する。つまり、「大ヒット」と言えるような大きな仕事は、決して多数派のなかからは生まれないのだ。より正確に言うならば、「ヒットは多数派から生まれるけれど、大ヒットは少数派から生まれる」という原則が、仕事には必ず存在している。

 これはゲーム業界に特化したことでもなければ、ソフト産業だけにかぎった話でもない。どんな仕事でも、業界や会社の歴史に残るような大きな成果というのは、初めは10人中、反対する人が7人はいるような「少数派」の中から生まれる。だから、自分のアイデアややり方に賛同者が少ないときこそ、それを貫き「元気よく暴走」することで、より大きな結果を生み出すことができるのだ。

 同書では、たとえ少数派でも、いや、少数派のときこそ自信を持って大きな成果を出していける「暴走のすすめ」について、くわしく紹介。ものづくりに携わる人はもちろん、「仕事で思うように結果が出ない」「もっと自分らしい仕事がしたい」「認められるような仕事をしたい」そんな気持ちを抱く人に読んでほしい、道を切り拓く為の暴走指南書だ。

※掲載内容は変更になる場合があります。