もうファッションで失敗したくない! 自分に似合う色、シルエットの見極め方

暮らし

公開日:2016/10/10

『一生使える服選び “似合う服問題”には、もうさようなら』(森本のり子/宝島社)

「素敵!」と思って買った洋服も自分が着るとおしゃれに見えない、トレンドファッションや失敗のない定番アイテムを選んで買っているのに垢抜けない…服選びを間違ってがっかりした経験はないでしょうか?

 自分に似合う服を選ぶには、ある程度決まった法則があります。これまでその人らしさを引き出すファッションや、その人の強みや価値観にあったファッションを提案してきたイメージコンサルタント・森本のり子さんは『一生使える服選び “似合う服問題”には、もうさようなら』(森本のり子/宝島社)で、人それぞれの生まれ持った外見の魅力を引き出す服の見極め方として「骨格診断」と「パーソナルカラー診断」といったファッション理論と、多くの人に似合う服を見つける手伝いをしてきた経験によるノウハウをあわせて紹介。その一部をご紹介します。

似合う色・似合わない色の見極め方

 人は似合う色を身に着けると、顔色がよく、小顔に見え、いきいきと魅力的に見せてくれます。一方、似合わない色を身に着けると、シミそばかすが目立って見え、顔色は悪く、冴えなく見せるので、色選びはとても重要なポイントです。

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 本書には、自分に似合う色を探すことができるパーソナルカラー自己診断シートがついています。パーソナルカラーは、イエローベースの中でも明るく澄んだ色が似合う「スプリングタイプ」、ブルーベースの中でもソフトな色が似合う「サマータイプ」、イエローベースの中でも落ち着いた色が似合う「オータムタイプ」、ブルーベースの中でもはっきりとした強い色が似合う「ウインタータイプ」の4タイプ。シートを使えば似合う色を簡単に自己診断できるパーソナルカラーですが、本書で著者は「パーソナルカラーはあくまで目安」だといいます。パーソナルカラーだけに固執するとファッションの面白みは半減してしまいますから、明らかに似合わない色の傾向を避けるくらいの気持ちでいいのだそうです。

似合うシルエット・似合わないシルエットの見極め方

 似合う色と同じくらい重要であるのについ見落としがちなのが「シルエット」です。服のシルエットが身体の特徴、骨格に合っていると、全身を引きで見たときの姿が美しいものになりますが、シルエットが合っていないと「着太り」「貧相」「たくましい」といったお悩みにつながってしまいます。

 本書には、自分の骨格にあったシルエットを探す手助けとなる「骨格診断」も特典としてついています。生まれもった「身体の質感」と「ボディライン」の特徴から骨格を診断し、身体全体に厚みのあるメリハリ体型「ストレートタイプ」、とくに上半身が華奢な体型「ウェーブタイプ」、筋肉や脂肪よりも関節や骨格が目立つ「ナチュラルタイプ」の3タイプに分類、似合うシルエットのファッションを提案していきます。

 それでは、骨格別に似合うファッションを紹介していきます。骨格が「ストレートタイプ」の場合、身体そのものに存在感があり、しっかりとした素材の定番アイテムがメインのシンプルコーディネートが似合うそうです。「ウェーブタイプ」は華奢な身体なため、持ち前の可憐さを引き立てる柔らかな素材、優しいフォルムの大人可愛いコーディネート。そして、「ナチュラルタイプ」は骨格と関節が際立ちフレームのはっきりとした身体をしているので、きちんと感のある服よりも着崩したようなラフなコーディネートがおしゃれな印象になるのだそうです。

「心の底からしっくりくる似合う服を着ることで、あなたの毎日が今よりももっと心地よく、もっと明るく穏やかな気持ちで過ごせますように」

 著者の森本のり子さんは、似合う服は日々の生活をよりよいものにしてくれるといいます。似合う服とは本来の自分らしさ、個性や魅力を活かす服。あなたも自分の「似合う」を見つけてみませんか?

文=なつめ