実は普段の呼吸だけでは酸素が足りてない!? あらゆる不調の原因「隠れ酸欠」を改善する毎朝3分の習慣

健康・美容

更新日:2020/5/11

 成人の大人は、毎日2万回以上、無意識に呼吸をしている。実は、それでも普段の呼吸だけでは、脳や体が必要とするだけの「酸素」を取り切れていない。あまり知られていないこの問題を、簡単な方法で解決に導いてくれる『毎朝10回の「深い呼吸」で体が変わる』が、2016年10月14日(金)に発売された。

 「長時間パソコンやスマホの作業をした後、頭がボーッとした」という経験はないだろうか? これは、無意識に呼吸が浅くなり、脳に必要な酸素をとれなかったときの典型的な症状だ。普段から意識的に深い呼吸をしていない人、定期的に運動をしていない人は、少しずつ普段の呼吸が浅くなり、じわじわと体や脳、精神面に不調が現れてきてしまうのだ。

 同書では、深い呼吸を1日3分、10回だけすることによって、その浅い呼吸の悪循環から脱出し、全身の細胞が活性化した状態をつくる方法が掲載されている。この「呼吸法」で見込める効果とその手順をまとめたので紹介しよう。

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「呼吸法」で得られる効果

・自律神経のうち「副交感神経」がぐっと上がる。その結果、緊張がほぐれ、心も体もリラックス。血行がよくなる、疲れが取れる、眠りが深くなるといった効果がある。また、免疫力も格段によくなる。

・深い呼吸をする前後で、脳波のうち「α波」がアップする。α波が多いとき、集中力が高まり、体はリラックスしていく。その結果、単純な計算問題の正解数が15%ほどアップ。

・内臓、不随意筋が動くので、脳内物質の「セロトニン」が多量に分泌される。気持ちよく、穏やかな気持ちになれる。ストレスにも負けなくなる。

・隠れ酸欠が解消し、体や脳が必要とする酸素が供給されるので、老化がゆっくりになる。

・アメリカの研究で、血栓を予防するホルモンPGI2が分泌されることがわかっている。

・疲れ、冷え、ネガティブ思考、痛み、不眠、ストレス、血流不足、自律神経の乱れ、老化、むくみ、更年期障害、生活習慣病…などの不調が改善!