「これは新年度から楽しくなりそうだっ」『ゼロから始める魔法の書』アニメ化決定に原作ファン大興奮!

マンガ

公開日:2016/10/17


 魔女や魔術が存在していた世界を舞台に、魔女と半人半獣の傭兵の旅が描かれる大人気ライトノベル『ゼロから始める魔法の書』。同作がテレビアニメ化され、2017年春に放送されることが明らかとなり、ファンからは「うそぉぉぉ! 1番最初に友達に勧められて初めて読んだラノベ! ここからラノベにハマったから嬉しすぎる~」「期待が大きすぎなんですけどおおおお」と大興奮の声が上がっている。

 物語は、世界に魔女が存在していた教会歴526年が舞台となり、魔術は普及しているが、世界はまだ“魔法”を知らない。そんな中、人間から生まれたにもかかわらず獣の容貌を持ち、人々から“獣堕ち”と蔑まれる半人半獣の傭兵がいた。人間になることを夢見ている傭兵は、あるとき一人の魔女・ゼロに出会う。魔女たちは魔術のために獣の首を用いるため、はじめは警戒していた傭兵だったが、ゼロはどこか違う。「人間に戻りたいのならば自分の護衛になってくれ」と言うのだ。ゼロは何者かによって盗まれた、使い方によっては世界を滅ぼす力を持つ魔法書“ゼロの書”を探す旅の途中だった。傭兵は人間の姿に戻してもらうため、護衛を引き受け旅に出るのだが――。

 王道のファンタジー冒険譚に読者からは「大嫌いな魔女に傭兵が渋々ついていく様子が面白い」「ヒロイン・ゼロのキャラクターが魅力的! 美少女で気が強くて、世間知らずで魔女の素養が高い。一方の傭兵が少しナヨッとしてるのも面白い。2人のコンビネーションに魅了されました」「ファンタジー世界の作りこみと魔法の設定がしっかりしてるから、読んでいてすごく引き込まれた」「萌えるイラストも最高で久しぶりにのめりこんで読んだわ。これがデビュー作とか驚いた」と絶賛の声が。

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 同作は、「第20回電撃小説大賞」の“大賞”を受賞し、その後2014年2月に発売。ストーリーテリングの巧みさや、イラストを大人気ゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」のキャラクターデザインを手掛けた、しずまよしのりが担当したことで発売とともに話題作となった。著者の虎走かけるは、小説を書き始めたきっかけを「小学生の頃の国語の授業」と語っている。子供がお絵描きするような感覚で紙とペンを渡されると小説を書いていたとか。子供のころから培った物語を描く技術が同作で結実し、ライトノベルファンから熱い支持を得ることになったようだ。

 そして同作のアニメ化が発表されたのだが、注目したいのは制作陣の面々。ゼロの声を演じるのはアニメ「ローリング☆ガールズ」の御園千綾役や「えとたま」のウリたん役で人気を集めた花守ゆみりが演じ、傭兵役を実力派として知られる小山剛志が務める。さらに監督は大人気アニメ映画「河童のクゥと夏休み」の原画を手掛けたアニメーター・平川哲生が担当し、制作は大好評を博したアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」を手掛けた「WHITE FOX」が担当。

 アニメ化について原作ファンは「キターーー! 来年の春放送か!これを楽しみに受験勉強頑張れるぞ~!」「ゼロから始める魔法の書がアニメで見られるの!? これは新年度から楽しくなりそうだっ」と喜びに沸いている。また、アニメファンから支持されるキャスト・スタッフで組まれた今回のチームについても「WHITE FOX制作って間違いないじゃん!」「花守ゆみりちゃんて最近グイグイ来てる声優さんだ! ゼロをフレッシュに演じてくれそうだなぁ」「傭兵役に小山剛志さんか! アニメとか特撮で活躍してる演技派だから、熱演してくれそう」とあちこちで期待の声があがっている。

 デビュー作にして多くの熱い支持を得た『ゼロから始める魔法の書』が、確かな実力を持つ制作陣によってどういうアニメ作品に仕上がるのか。PV第一弾が公開されているので、来春の放送を待ちわびつつ、PVで精巧に作りこまれた世界観を覗いてみては?

■アニメ「ゼロから始める魔法の書」
原作:虎走かける
キャラクター原案:しずまよしのり
出演:花守ゆみり、小山剛志、大地葉 ほか
監督:平川哲生
キャラクターデザイン:木宮亮介、又賀大介
プロデュース:インフィニット
アニメーション制作:WHITE FOX
⇒アニメ「ゼロから始める魔法の書」公式サイト