女子会&おうちパーティーにピッタリ! お酒との相性抜群の、大人の自家製レシピ!【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/10/22

『大人の自家製』(エイ出版社編集部/エイ出版社)

 スーパーの食品売り場を見て回っていると、「これ手作りできないかな」「どうやって作っているのだろう?」とふと興味がわくことがある。だが出来合いのものを買った方が安く済むことも多く、結局はお惣菜に手をのばしてしまうことも。しかし、お惣菜として売られているものは、大抵どこか似ている味がする。続けて食べていて「つまらない」と感じたことがある人も多いだろう。

 だから自分で作る、ということは、思っている以上に食を豊かにするのだ。そこでおすすめしたいのが、『大人の自家製』(エイ出版社編集部/エイ出版社)。本書は、大人が食を楽しむための自家製レシピ本。特に、お酒が好きな人やおつまみ好きにはたまらないメニューがずらりと並んでいる。そこで、その中でも特に気になった、家庭で簡単に作れそうなものを4品、実際に作ってみた。

1、「さつま揚げ」(P.16)


 まずは、「さつま揚げ」。白身魚や青魚など好みの魚のすり身(今回は鯵と鱈を使用)、小麦粉、みりん、薄口醤油をよく練り混ぜ、ごぼうとにんじんを千切りにしたものを加える。あとは160度~170度の油で揚げるだけ。スプーンや木べらを使うと、成形しやすい。

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 手作りしたさつま揚げは、市販のものよりも魚の味をしっかりと感じることができ、風味豊か。表面のごぼうがカリッとしているのも出来立てならでは。魚の種類や具材を変えることで、自分好みのものを探るのも楽しそうだ。

2、「アボカドのめんつゆ漬け」(P.49)


 続いて、「アボカドのめんつゆ漬け」。皮をむいて切ったアボカドにレモン汁をかけ、めんつゆ、ごま油に1時間以上漬ければ完成。

 切って漬けるだけとものすごく簡単だが、味が染みてとろっとしたアボカドは絶品! ごはんに合うのはもちろんのこと、お酒との相性も良さそう。また、小さめに切って、まぐろなどと和えても美味しそうだ。

3、「砂肝オイル漬け」(P.65)


 3つめは、「砂肝オイル漬け」。砂肝を半分に切って食べやすいように切れ目を入れ、塩コショウをもみ込んで半日程度置く。水分を拭き取り、ジッパー付きポリ袋に入れてオリーブオイルを注ぐ。あとは炊飯器の内釜に熱湯と共に入れて、保温で1時間半置くだけ。

 オリーブオイルに漬け込む際、好みでにんにくやスパイスを加えても美味しい、とあったので、にんにくとローズマリーも加えてみた。保温でじっくりと加熱した砂肝は、しっとり柔らかくとても食べやすい。味も風味もしっかりと染み込んでいて、ついつい箸がのびてしまう。

4、「白ワイン サングリア」(P.92)


 最後は、自家製メニューと一緒に楽しみたい「白ワイン サングリア」。適当なサイズに切ったパイナップルとキウイ、ミントを容器に入れて白ワインを注ぎ、グラニュー糖と水をレンジで加熱したシロップを加えて冷蔵庫で1時間以上冷やせば出来上がり。

 飲むとパイナップルとキウイの酸味、ミントの爽やかさが口に広がる。シロップを加えたことで甘めなのも嬉しい。ワインがあまり得意でない人にもぜひともオススメしたいドリンク。飲みやすくてお酒ということを忘れてしまいそうだが、ワインはそれなりにアルコール度数があるのでお酒に弱い人は注意しよう。

 書籍名が『大人の自家製』なだけあって、紹介したもの以外にもお酒を楽しむのに最高の自家製レシピが詰まっており、おうちパーティーや女子会など、いろいろな場面で活躍しそう。普段は何気なくお店で購入しているものも、手作りしてみると「こんなに風味豊かで食材の味がしっかりしてるのか!」と感動する。

 本書には他にも、燻製や自家製イクラの作り方、それらのアレンジメニューなど様々なレシピが掲載されている。出来合いを買ってくるのもいいが、たまには少しだけ時間を多く割いて、“手作りの味”というのを感じてみるのもいいものだ。

文=月乃雫