「バブみ」「オギャる」ってなに? 近年増大する男たちの甘やかされたい願望

マンガ

公開日:2016/11/19

 今から遡ること17年前、1999年頃の日本では「癒し系」という言葉が流行した。バブル崩壊から続いていた不況が深刻化し、荒んだ人々が求めたのが「癒し」だったのだ。テレビでは連日のように「癒し」をアピールしたCMが流され、ヒーリングミュージックが重宝された。

 時は流れて2016年、日本はいまも変わらず不安定な時代が続いているが、昨今、ヲタク業界で「バブみ」という言葉が誕生した。これはもともと年上の女性に対して抱いていた“母性”や“甘えたい”といった感情を、年下の女性に感じ幼児退行したくなる時に用いる言葉だ。同時に「オギャる」(=世話される)もセットで使われ、「バブみを感じてオギャる」がトレンドワードになった。

 そんなわけで、最近のヲタク業界では「バブみ」作品や、本来の関係、いわゆる「オネショタ」(=お姉さんと少年)モノも含め、「母性」を感じるキャラクターに甘えることができる作品が人気だ。あの頃の「癒し」は姿形を変えて今も根強く求められているということだろうか。

advertisement

 そこで本日は、キャラクターに存分に甘えることができる作品を厳選して紹介しよう。

 まずは漫画から。

すのはら荘の管理人さん

『すのはら荘の管理人さん』

ねこうめ(著)/一迅社

そのかわいい外見から男扱いされてこなかった亜樹は自分を変えようとすのはら荘に入寮。しかしそこで待っていたのは管理人の春原彩花に心も体もかわいがられる毎日だった…!年の差(おねショタ)ラブコメ決定版の第1巻、熱狂的な支持を受け、ついに登場!

 正統派、近くに住む年上のお姉さんに甘えたい! という願望を叶えてくれる本作。見た目が幼くなかなか男扱いしてもらえない主人公になり、精神的にも物理的にも甘えることができるぞ!

 続いてはライトノベル。

今日から俺はロリのヒモ!

『今日から俺はロリのヒモ!』

暁雪(著)、へんりいだ(画)/KADOKAWA

なんとなく漫画家を目指している俺・天堂ハルはある日、これでもかってくらい勝ち組になった。なんてったって、投資で自ら稼ぐ超金持ちの美少女小学生・二条藤花が俺の漫画の大ファンで、パトロンになってくれるって言うんだ! 衣食住の心配もなく、好きな物なんでも買い放題! あまくて楽しい理想のヒモ生活がスタートだ!

 大金持ちの幼女のヒモになって無駄遣い三昧!? という人としていろいろなものを踏み外してしまった設定の主人公が魅力な本作。母性に年齢は関係ない!

 次の作品もライトノベル。

奴隷エルフちゃんを英雄にプロデュースします! 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方

『奴隷エルフちゃんを英雄にプロデュースします!
 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方』

秋月煌介(著)、水鏡まみず(画)/KADOKAWA

〈黙示録の獣〉と呼ばれる怪物が全世界に現れ人類は絶滅の危機。二百年間受け継がれてきた“英雄”の力で世界はどうにか救われていたが、英雄の定めによって、一か月後に死が確定している現英雄ヒューイはまるでやる気がなく、弟子に選んだのは、か弱い美少女の奴隷エルフ、フィオだった……

 滅亡しかけの世界を託されたたった一人の英雄が弟子に取ったのはロリ巨乳の奴隷エルフ。膝枕に夜の添い寝と、辛い状況を支えてくれるヒロインの母性は必見!

 最後は番外編として、逆に可愛い娘をひたすら甘やかしたい作品をご紹介。

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』

CHIROLU(著)、トリュフ(画)/ホビージャパン

高い戦闘技術と冷静な判断力でその名を知られる冒険者・デイル。ある日出会ったガリガリに痩せ細った幼き魔人族の少女・ラティナを不憫に思い彼女の保護者になる決意をするも、気づけばすっかり親バカ全開!?  凄腕冒険者の青年と訳有り魔人族少女のアットホームファンタジー!!

 現在、無料漫画サイト・コミックウォーカーでは同作のコミカライズ版も連載中。気になる方はこちらもチェックしてみよう。

 季節は冬に差し掛かり、寒い日々が続く。今回紹介したような、甘えたい、甘えられたいエンタメ作品を読み、人肌を感じてはいかがだろうか?