「書いてる本人の気持ちがぎゅっと詰まってる」 絵本作家・のぶみが「情熱大陸」で見せた涙に感動の声

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公開日:2016/11/16

    撮影@たまだりょう

 2016年11月13日(日)に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」では、絵本作家・のぶみに密着。2016年11月9日(水)に発売された『いのちのはな』の制作過程が紹介されたのだが、『いのちのはな』に自分の人生を重ね、泣きながら絵本と向き合う姿に「想いがこもってるからこそ多くの人に愛されるんだね」「努力も、もがきも達成感も…いろんな感情が伝わってくる」と感動の声が上がっている。

 のぶみは、ママたちの間で「涙なしには読めない」と話題騒然となり、シリーズ累計54万部を突破した大ベストセラー絵本『ママがおばけになっちゃった!』の作者。子供時代、いじめを苦に2度の自殺未遂を繰り返し、高校時代は不良グループのボスになるという異色の経験を持つ。

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 同番組内で紹介された『いのちのはな』の制作過程では、のぶみが絵本の最後の場面の下書きを描きながらしゃくりあげる姿が放送される。主人公が育てるチューリップの球根“チューリップのプー”に昔の自分を重ねていたのだ。

 講演会の際にはラフ原稿をもっていき、まだ世に出ていない作品の読み聞かせも行うというのぶみ。『いのちのはな』もこれまで30回以上の読み聞かせを行ってきた。泣きながら読み聞かせを行うのぶみに「書いてる本人の気持ちがぎゅっと詰まってるんだから、泣けるにきまってる」「読み聞かせしてる様子で泣いた…」と思わず涙する視聴者も。


 のぶみは「情熱大陸撮影秘話」として、情熱大陸スタッフが実家に取材に来た時の様子についても語っている。取材の際、過去にいじめられていたことや暴走族に入っていたことを母親がすっかり“なかったこと”にして事実と異なる話をしたことに驚き、「『闇』の部分も僕なんだ。目をそらさずにみてほしい」とずっと思い続けていたことに気付いたそう。のぶみは、そんな自身を反映した同作への思いを、「そうなんだ。『いのちのはな』は、母親に伝えたかったメッセージだったんだ」と語っている。

 今なら公式サイトにて『いのちのはな』全文試し読みが可能となっている(~11/21 10時まで)。のぶみが「自身の母親に伝えたい」ことを詰め込んだ同作は、世の母親の心に刺さること間違いなしだろう。
⇒絵本ナビ『いのちのはな』
⇒のぶみ『いのちのはな』特設サイト