関ジャニ∞・横山裕主演で手塚治虫『上を下へのジレッタ』舞台化にファン大興奮!「上演後に放心状態になる自分が想像できる」

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公開日:2016/11/16

 手塚治虫の異色作『上を下へのジレッタ』が初めて舞台化され、2017年5月に東京の「Bunkamuraシアターコクーン」、6月に大阪の「森ノ宮ピロティホール」で上演される。これにファンからは「えー! こんな過激な作品を舞台化するって!?」「これほどぶっ飛んでて性的な作品が舞台化とか、興味しかない!」と大反響が上がっている。

 原作は手塚が1968年に『漫画サンデー』で連載した“幻の傑作”とも言われている大人向け風刺漫画。主人公は自称テレビディレクターの門前市郎だ。登場人物の一人、山辺音彦の脳髄と特殊な超音波とが感応して生まれた妄想「ジレッタ」を、野心満々な門前が利用して大騒動を繰り広げる。今では現実となったヴァーチャル・リアリティの世界を“ジレッタ”と称して描いた物語に多くのファンが唸った。

 性的な描写や過激なセリフも満載の同作が舞台化されるとあり、ファンからは「この衝撃作を舞台化するってかなり覚悟がいるはず。見逃せないっ」「これはチケット争奪戦になりそうだ!」「原作をどこまで描くんだろう? ていうか舞台化できるのか!?」「こいつはやべえ! 上演後に放心状態になる自分が想像できるわ」と興奮の声が上がった。

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 主人公の門前役を関ジャニ∞の横山裕が務めるというのも見どころの一つ。出演にあたり横山は「1968年にこれほどブッ飛んだ世界が生み出されたことに驚きつつ、どうやって舞台化するのかと興味が湧きました」「新しい横山裕を見せられるのでは」とコメントを寄せている。

 さらに脚本・演出を務めるのは、幼いころに同作を読み衝撃を受けたという倉持裕。倉持は「現実より妄想に耽ろうとする人々を描いたこの『ジレッタ』は、発表されたころよりも観客の目に生々しく映るはず」と語っている。

 歌とダンスを取り入れた“妄想歌謡劇”として上演されるということで、ますますどんな仕上がりになるのか予測がつかない。劇場に足を運び、自分の目で確かめるしかないだろう。

■「妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』」
公開日:2017年5月 Bunkamuraシアターコクーン/6月大阪 森ノ宮ピロティホール(予定)
原作:手塚治虫
演出・脚本:倉持裕
音楽:宮川彬良
出演:横山裕 ほか
⇒「手塚プロダクション」公式HP