泣きゲーの鬼才・久弥直樹×〈物語〉シリーズキャラクターデザイン渡辺明夫の超強力タッグ! 大注目ファンタジー小説『彼女たちが綴じる世界』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/13

 雑誌『Febri』にて10カ月に渡り連載されていた小説『彼女たちが綴じる世界』が、加筆修正され2016年11月18日(金)に発売された。

 同書は、「ONE ~輝く季節へ~」や「Kanon」など、伝説の泣きゲーを手掛けてきた鬼才・久弥直樹と、「化物語」をはじめとしたアニメ〈物語〉シリーズのキャラクターデザインを手掛けている人気アニメーター渡辺明夫が超強力タッグを組んだ大注目作品となっている。

心に刺さるストーリー展開も見所だが、個性的なキャラ同士の軽妙な会話も同書の見所のひとつ。泣きゲーの鬼才・久弥直樹が紡ぐファンタジー小説を堪能してみては?

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『彼女たちが綴じる世界』あらすじ
人との関わりが極端に苦手な中学生の少女・七坂雫。気づけば雫は得体の知れない「ナニカ」に追われていた。有り得ない状況に「これは夢だ」と自分に言い聞かせる雫だが、夢は覚めずに徐々に追いつめられていく。絶体絶命のその時、雫を救ったのは、自らを死神と名乗る謎の少女・伊折咲耶だった。少女は雫にこう告げる。「ここは、私やあなたが普段日常生活を送っている現実世界のすぐ隣に存在する、なにもないからっぽの世界」世界をとじることを生業とするという謎の存在・死神。大切な人を守るため、不甲斐ない自分を変えるため、雫は自らも死神になることを決意するが――。

キャラクター紹介
七坂雫(ななさか・しずく)
中学一年生の少女。幼い頃から引っ込み思案で、幼なじみの一音以外の相手とは、ほとんど会話もできないくらい人との触れあいが苦手。自分を助けてくれた咲耶の提案を受け入れ、自らも死神となる道を選ぶ。

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湊一音(みなと・かずね)
雫の幼なじみで、クラスメート。雫の人見知りな性格をずっと気にかけていて、自分以外とは積極的に会話をしようとしない彼女のことを何かと心配している。運動が苦手で押しの強いタイプではないが、冷静に周りを見ることができる優しい少年。

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伊折咲耶(いおり・さくや))
雫を死神にした張本人で、彼女自身すでに死神として2年以上の歳月を過ごしている。その能力はきわめて高く、固有の装具「大鎌」を所持している。どこか浮き世離れした性格で、突拍子もない理屈に合わない行動を平気でとることもある。

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水居夏鈴(みずい・かりん)
死神の少女。咲耶を「お姉さま」と呼び慕っている。固有の装具は『細剣』。性格は無邪気で子供っぽく、悪気があってのことではないが、少し空気を読まない部分もある。雫と同じく、彼女を死神にしたのも咲耶。

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花巻まひる(はなまき・まひる)
雫とは同じ中学校に通っているが、面識はなく、相手を意識するような関係ではなかったが、ふとしたきっかけで出会うことに。感情豊かで、誰とでもすぐ仲良くなれるような社交的な性格。漫画や小説が大好きで、趣味や知識がやや偏っている。

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