驚異の健康飲料「生姜とココア」が血糖値、高血圧、自律神経失調症を改善!【やってみた】

健康・美容

公開日:2016/12/6

『病気にならない! 生姜ココア健康法』(平柳要/サンマーク出版)

 一体、誰が「その2つ」を組み合わせようと考えただろうか。従来の食生活において、決して出会うことのなかった2つの食材がある。それが「生姜(しょうが)」とココアだ。『病気にならない! 生姜ココア健康法』(平柳要/サンマーク出版)は、「生姜ココア」を「1日2杯」飲むという画期的な健康法を提唱している健康本である。

「生姜」と「ココア」は最強のコンビだという。

 生姜は世界で医学的に認められている健康食。胃腸を整える力、鎮痛、解毒、鎮咳といった効果があり、「副作用のないクスリ」と言われている。対して「ココア」にも血圧や血糖値を下げる効能がある。よって「生姜」と「ココア」の組み合わせは、相乗的な健康効果が期待できる最高の飲み物なのだ。

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 具体的に、本書で紹介されている「生姜ココア」によって予防、改善が期待できる症状は、こんなに、たくさんある。

「高血圧」「血糖値」「心筋梗塞、脳梗塞」「認知症」「免疫力低下」「自律神経失調症・うつ」「腰痛、ひざ痛、頭痛」「冷え性・美肌」「ダイエット」「便秘」……これだけの「身体の悩み」に対応できるなんて、「生姜ココア」は次世代のスーパー飲料ではないだろうか。

「これは飲まない手はない!」

 ……けれど、気になるのは「味」だろう。

 ココアは「純ココア」。つまり甘くないカカオの味がするもの。そして、辛みとクセのある味がする生姜……この2つが合わさった飲み物を、いくら健康にいいからとはいえ、飲み続けられるだろうか?

 ということで、作ってみた。

 作り方は簡単。用意するものは純ココア5グラム(小さじ山盛り1杯)と、すりおろした生姜5グラム(すりおろしたものなら、小さじ1杯)にお湯200ミリグラム。分量はあくまで目安だと考えていいと思う。要は、普通に粉からココアを作る要領で、最後にすりおろした生姜を加えて混ぜればいいのだ。

 さて、その気になるお味だが、「予想外に、クセがない」というのが一口目の印象。ほんのりカカオの味がする、苦みのない緑茶のように感じた。うん、身体もぽかぽかするし、おいしい。市販で売られている「ジンジャーティー」よりも断然飲みやすい。ジンジャーティーを飲んでいて感じる生姜の辛み、舌がピリつく感じ、ともすれば薬品っぽく感じる味が、カカオのおかげで緩和されているように思う。

 ただ、飲み続けていると、ノドがカーッと熱くなる。これが苦手な人も中にはいるかもしれないが、私はむしろ「身体に効いている」感じがして、よりおいしく飲めた。それに、もしもその「カーッ」と感が受け付けないのなら、生姜の量を減らしてみてもいいと思う。

 大切なのは「長く続けること」。無理なく、おいしく、健康になるなら、続けてみる価値はあるはずだ。ちなみに、生姜のパワーが強すぎて、「こういう人には向かない」という注意事項もあるので、飲む前に、必ず本書を一読してほしい。

「生姜ココア健康法」、……ものはためしに、「生姜ココア」を作ってみてはいかがだろうか?

文=雨野裾