ラクラク2品の「るすめし」おかずセット!子供もレンチンだけですぐに食べられる!作り手も食べ手も両者満足レシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/12/6

『るすめしレシピ』(上田淳子/自由国民社)

 働くママの場合、子供がある程度大きくなったら、自分の仕事が終わる前に子供が帰宅して一人でお留守番をする機会も出てくると思います。こんな時に起こる困ったことの1つが「留守番をする人たちの夜ご飯」問題。留守番する人が自炊できたら良いのですが、まだ料理をするには幼かったりして、全くできなかった場合にはママがどうにかして夜ご飯を準備しておかなければなりません。もちろん帰りに惣菜などを買ってくることもできますが、手料理を食べさせてあげたい…。そんな時に活躍してくれそうな『るすめしレシピ』(上田淳子/自由国民社)が発売されました。ここでは、冷蔵庫から出せばすぐに食べられる、レンチンするだけでOK、鍋ごと温めればそのまま食べられるレシピなど、作る人が手軽に作れるだけでなく、留守番をする人自身も簡単にすぐ食べられる“るすめし”レシピがたくさん紹介されています。そこで今回はこの中から、子供でもレンチンするだけですぐに食べられるおかず2品を実際に作ってみました。

1、温め直しても柔らかいまま「鮭のねぎチーズ&マヨ焼き」(P.56)


 耐熱皿に鮭を入れ、その上に長ねぎ、ピザ用チーズ、マヨネーズを混ぜ合わせたものをのせ、200度のオーブンで10分焼けば完成です。

 1品目は、るすめしの主菜となるおかずレシピです。育ち盛りの子供たちには魚もしっかり食べさせたいと思うママは多いと思いますが、るすめしとなるとどうしても焼きたてを味わってもらうことは難しく、焼いておいておくと魚がだんだん乾燥したり固くなってしまったりして美味しくなくなります。でもこのレシピでは、マヨネーズをのせて焼くことでパサパサになりがちな鮭も柔らかいままで、レンチンして温めれば焼きたてのようなホクホク感が味わえます。また、焦げたチーズも香ばしく、食欲がそそられる一品です。

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2、おかず&スープが一気に楽しめる「ブロッコリーとベーコンのスープ煮」(P.56)


 フライパンにコンソメスープの素、バター、水を入れて火にかけ、沸騰したらブロッコリー、ベーコンを入れてフタをして3分ほど蒸し煮にすれば完成です。

 2品目は、るすめしのおかず&スープにもなるレシピです。るすめしを作る方としては、おかずだけでなく体を温めるようなスープも準備してあげたいもの。でもたくさんの品数を作るのは大変。そんな時にこのレシピであれば、ブロッコリー、ベーコンを多めの水で煮込むことで、たっぷりの具が入ったスープを作ることができます。煮込み時間は短時間であっても、ベーコンのうまみも溶けだしたしっかりした味のスープで、なかなか食べ応えがある一皿に。

 ちなみに、上の1の主菜とこのスープ煮を両方作ったとしてもトータル15分もかからなかったので、これなら留守番する日の朝にでも作れますね。


 なお、こんな感じで大き目のお皿に2品を乗せてラップをした「おかずセット」を冷蔵庫に入れておけば、留守番をする人はこのお皿ごとレンチンすればすぐに食べることができます。これなら小さいお子さんでも自分でできますね。「おかずセット」を作る場合は、主菜副菜ともに温めても美味しい野菜おかずを選ぶのがベストです。

「るすめし」は留守番する人のことを考えた愛情たっぷりの手料理を
作り手が「るすめし」を作る場合に守りたいことは、留守番をする人の喜ぶものを、留守番する人ができることを考えたレシピにすることです。こうすれば、留守番する食べ手も美味しく食べられ、作り手も残さず食べてくれたことで「留守番をさせてしまった」という罪悪感は少し和らぐはずです。そして、夜ご飯を一緒に食べられる時は、いつも以上に愛情を込めて作り、たくさん話をしながら楽しく食べることをお忘れなく。

文=JUNKO