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「ゲス不倫」がここまで炎上したのはベッキーが〇〇〇〇〇〇〇だったから? 心理学者が語る不倫の心理的メカニズム

『ウルトラ不倫学』(杉山崇/主婦の友社)

 今年あった芸能ネタといえば、やはり何と言っても「不倫」が真っ先に浮かび上がってくる。先日発表された新語・流行語大賞では、トップテン内で「ゲス不倫」が受賞。細かい人たちを挙げればキリがないのだが、そんな“ゲスい”人たちをきっかけに、世の中に広まる不倫の実態を解説した本がある。

 タイトルはその名もずばり『ウルトラ不倫学』(杉山崇/主婦の友社)。サブタイトルが「健全な生活を送るために知っておくべき『不倫願望の真実』」とまあ、重々しいのだが、神奈川大学教授で心理学者の著者が、今年あった有名人たちの不倫をタイプ別に分析。さらに、心理学的見地から不倫の実態を明らかにしている。

ベッキーが川谷絵音を通して見ていた“楽観的過ぎる未来”

 2016年を「不倫学元年」とする本書。ベッキーやファンキー加藤、宮崎元議員などを事例としてとり上げているが、なかでも、そもそものきっかけとなったベッキーの不倫を「ベビーフェイス&自覚なし型」だと解説する。

 ベビーフェイスは、ベッキーの容姿そのもの。一般的に「丸顔」「大きな目」「透き通るような肌」などを持つ人というのは、他人へ「赤ちゃんのように純真だ」と錯覚させる力(ベビーフェイス効果)があるという。そのようなイメージと「ゲス不倫」とのギャップが、ベッキーの不倫をここまで炎上させた大きな要因である、というのが、著者の分析である。

 加えて、ベッキーに自覚がなかったのは、相手だったゲスの極み乙女。のヴォーカル、川谷絵音が既婚者ながら「別れる直前」だとアピールしていたことが大きい。それは取り沙汰されたLINEのやり取りにも表れていたというが、楽観的に未来を描き過ぎるがあまり、その先の“再婚”も安易に想像してしまったと本書はいう。

 しかし、ベッキーに関しては「ある意味気の毒でした」とフォローも付け加える。「不倫相手を失うことは『自分の人生を失う』ということ」だと思っていたからこそ、ベッキーはいさぎよい幕引きができなかったのではないかと考察している。

不倫を語りたい女性、隠したがる男性

 不倫には男女の違いがあるという本書。その一つが、誰かへ話したがるのか、それとも隠したがるのかというものである。

 著者の分析によれば、女性は「周りに自分の幸せを祝福してもらうことで、さらに幸せを実感できる」面が強く、これは心理学的に「場依存性」と呼ばれる傾向である。

 ここでいう「場」とは、周囲の反応や雰囲気を差す。とりわけ女性は「周りが自分をどう見ているかに、男性の何倍も敏感に反応する」ことが多く、不倫を自ら語りたがるのもこのため。幸せを確認するために誰かへ打ち明けたくなる願望が強まり、できる限り、自分を批判せず受け入れてくれるような相談相手を探すのだという。

 一方で、不倫経験のある男性は「場独立性」が高い。これはつまり、周りの評価や反応に依存せず自己確認できる力のこと。流されることなく、自分の目的を達成する。それは「男性的な魅力のカギ」でもあると解説する本書だが、不倫経験のある男性はとりわけこの力が高く、誰かに知られるリスクを警戒するため隠し通すのだという。

 ただ、いずれにせよ不倫が明るみに出れば家庭が危機に陥るのも事実。夫婦には細かなすれ違いも尽きものであるが、そこはグッとこらえて、他の誰かを愛することで逃げるのだけは避けるべきである。パートナーの心理を知るためにも、本書の内容をじっくりと噛み締めていただきたい。



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