どれがいいのか分からない人必見! 書店員が教える、本当に売れている人気の「作りおきおかず」本10選

食・料理

公開日:2016/12/23

 2015年から継続的に強い人気を誇っている、「作りおき」のレシピ本。先日金スマで「やせる作りおき」が紹介されたことで再び注目を集め、多くの書店に問い合わせが殺到した。共働きや一人暮らしが増えている今、「作りおき」はそれだけ必要とされているのだ。

 しかし人気が出ると困ることもある。それは、類書が出すぎるということだ。普段から書店に通い詰めている人でもない限り、もはやどれがいいのか分からない、なんてことも多いだろう。そこで書店の実用書担当でもある筆者が、作りおき本の中から本当に売れている商品を10冊ピックアップし、紹介しようと思う。

■『やせるおかず 作りおき』(柳澤英子/小学館)

 2015年1月発売。やせる作りおきの火付け役となった本。50代で73キロから47キロへのダイエットに成功した著者・柳澤英子の経験に基づくレシピ集。発売から1年以上経った今でも、「やせおか」シリーズとして親しまれている。

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■『全部レンチン! やせるおかず 作りおき』(柳澤英子/小学館)

 2016年7月発売。「やせおか」シリーズの、レンチンバージョン。電子レンジを活用して作るレシピだけを集めた本。その利便性から、発売するやいなや売り切れる店が続出した。失敗も少なく、手間や洗い物も減らせるのもありがたい。

■『超入門! やせるおかず 作りおき』(柳澤英子/小学館)

 2016年10月発売。「やせおか」を初心者向けにさらに簡単にした、やせる作りおきの入門書。入りやすいよう、初歩の初歩からの解説や漫画での説明も加わっており、料理が苦手な人でも楽しく読めるのが特徴。料理に自信がない人は、まず本書から始めるのがオススメ。

■『つくおき』(nozomi/光文社)

 2015年10月発売。作りおきの人気が一旦落ち着いてきた頃に登場し、再び人気に火をつけた本。タイトルがキャッチーなためか、若い層からの人気も高い。週末にまとめて作ることを想定して段取りが書かれており、仕事で忙しい人でも実践しやすそう。

■『もっとつくおき もっとかんたん、もっとおいしい』(nozomi/光文社)

 2016年4月発売。発売から半年で20万部を突破した『つくおき』の第2弾。より簡単に、より美味しく、を追求した進化版。レシピ数も100品を超えており、第1弾とあわせて棚に置いておくと重宝する。

■『やせぐせがつく作りおき150 ―食べても食べても糖質オフ!』(主婦の友社)

 2015年9月発売。糖質オフのやせる作りおきレシピが150種類掲載されており、680円(+税)とかなりお手頃価格。健康的に20kgのダイエットに成功した管理栄養士・麻生れいみさんの成功の秘訣も掲載されている。

■『ぜんぶレンチン!糖質オフのやせる作りおき』(牧田善二/新星出版社)

 2016年9月発売。人気の糖質オフと、電子レンジで作れる作りおきをミックスしたレシピ本。鍋もフライパンも使わずに糖質制限食を作りおきできる。調理から保存までジップロック内で完結するため、手間がかからず挑戦しやすい。

■『簡単だから長続きする! 作りおきダイエットマリネ』(柳澤英子/扶桑社)

 2016年8月発売。ダイエットに有効なマリネに特化した作りおきの本。著者は、『やせるおかず 作りおき』と同じ柳澤英子。マリネ液は、酢やレモン汁、香辛料など体に良いものを使用する場合が多く、いつもの食事にプラスすれば一石二鳥にも三鳥にもなる。

■『ゆーママの簡単! 冷凍作りおき』(ゆーママ/扶桑社)

 2016年4月発売。冷凍で1か月保存できる、冷凍する作りおきの本。著者は、月間240万アクセスを誇る人気料理ブロガーのゆーママ。作りおき以外にも、冷凍保存に関する便利なワザも紹介されていて、幅広く活用できる。

■『たっぷり作ってずっとおいしい! 野菜おかず 作りおき』(岩崎啓子/新星出版社)

 2015年12月発売。野菜に特化した作りおき本。野菜だけで作れる料理がたくさん紹介されており、野菜不足の解消に役立ちそう。野菜の摂取を市販のサラダに頼っている人に、ぜひともチャレンジしてほしい。

 他にも気になる本はあるが、迷ったらひとまずこの中から選べば外れはない。一時の短期的なブームで終わらない、長く愛される商品には、必ずそれだけの魅力がある。もちろん宣伝の力も大きいが、本当に使える内容だからこそ、手に取った人が購入を決断するのだろう。

 ちなみに筆者も、『ぜんぶレンチン!糖質オフのやせるおかず 作りおき』を愛用している1人だ。気になってはいたけどまだ手を出していない、という人は、ぜひこの機会に第一歩を踏み出してほしい。

文=月乃雫