日本No.1料理動画メディアDELISH KITCHENが教える「おおざっぱでもおいしく作るコツ」で、もう料理は失敗しない!【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/12/25

 最近SNSを見ていると動画のレシピ紹介をよく目にしませんか? テンポよく短時間にまとめられた動画は見ているだけでも楽しく、作ってみたい! と料理心をくすぐられたりします。そんな料理動画メディアの中で日本No.1なのが「DELISH KITCHEN」。このサイトで100万回以上再生された人気レシピを中心にまとめた『DELISH KITCHEN 100万回レシピ 料理のコツがパッとわかる』(KADOKAWA)が発売されました。

 ここでは、100万回以上再生されたレシピのほか、食材で選ぶ主役おかず、1皿で完成の麺ものレシピなど計102レシピが紹介されています。またこのレシピ本の特徴として、肉を柔らかく調理するための切り込みの入れ方など、「おいしく作るコツ」を動画から抜き出して写真付きで説明があるので、料理初心者にとってもわかりやすく、自信を持って料理することができます。そこで、今回はこの中からどれも20分以内で作れる料理3品を実際に作ってみました。

1、動画再生回数145万回! みんな大好きな「フライパンでじゃがたまピザ」(P.20)


 オリーブ油を熱したフライパンに、じゃがいもを少し重ねながら隙間なく並べて粉チーズを振り、ふたをして5分ほど蒸し焼きにします。ここにケチャップ、マヨネーズを全体にかけ、その上に玉ねぎ、ベーコン、卵、ピザ用チーズをのせたら再びふたをして5分ほど焼けば完成です。

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 1品目は、動画回数が145万回以上の大人気レシピです。ピザと言えば、小麦粉などを使って作った生地の上に具材をのせて焼いたものが多いですが、ここでは薄くスライスしたじゃがいもを使うことで、生地を作る手間は省け、カロリーカットもできて、みんなが注目するのも納得なレシピです。

 ここでのポイントは、「じゃがいもは水にさらさないこと」。いものでんぷん質が接着剤の役目を果たしてくれるので、食べてみると確かにじゃがいもがもっちりしていて、いつもの生地じゃなくても十分満足できるピザになっていました。ジューシーなベーコン、とろりとした卵もじゃがいも生地との相性バッチリで、ついつい食べてしまう美味しさです。

2、切り込みがポイント!「時短ポークジンジャー」(P.50)


 豚肩ロース肉の表面にある筋の部分に包丁の刃先で切り込みを入れ、塩こしょう、小麦粉をまぶします。これを、サラダ油を熱したフライパンで焼き、焼き色がついたら裏返してふたをして蒸し焼きにします。ここに、玉ねぎのすり下ろし、しょうが・にんにくのすり下ろし、しょうゆ、酒、はちみつ、水を加えて肉に絡めたら完成です。

 2品目は、子供から大人まで大好きな生姜焼きレシピです。この生姜焼きを作る際、いつもなぜか肉を焼くと縮んでしまって固くなってしまうということはありませんか? そこでここでは、肉に包丁で切り込みを入れることで焼き縮みを防ぎ、均一に焼けて食感もよくなる方法が写真に線を入れて書かれているので、初めてでもわかりやすく実践することができました。そして、結果はもちろん、焼き縮みは全くなく、甘辛いたれがたっぷり絡んだ柔らかいポークジンジャーになっていました。これは間違いなくご飯が進む一品です。

3、スープが決め手の「豆乳坦々風うどん」(P.98)


 合いびき肉を軽く包丁で刻んだらフライパンで炒めます。ここに、砂糖、しょうゆ、酒、みそを加えて、水分が飛ぶまでよく炒めます。うどんを表示通りに茹でて器に盛り、そこに豆乳、めんつゆ、すりごま、水を入れて温めたスープを注ぎ、最後に先ほどの肉みそ、ほうれん草、白髪ねぎをのせれば完成です。

 3品目は、1皿で満腹感がある麺レシピです。担々麺と言えば肉みそと辛いスープが定番ですが、ここでは豆乳を使ってマイルドで優しい味にしてみました。豆乳は沸騰させると豆乳の成分が固まり分離してしまうので、温める程度にしておき、これをうどんに注ぐと、とてもほっこりした見た目の担々麺になりました。味も見た目通りごまが効いた優しいスープで、具材全体を包み込んでくれるような美味しさ。気が付けば一滴も残らずスープまで完食し、この一皿で十分お腹いっぱいになりました。

料理はやっぱり楽しみながら作らなくっちゃ!
 レシピ本通りに作ろうとしても、思うようにうまく進まなかったり、分量を量るのが面倒だったりしますよね。でもこのレシピ本は、写真付きで調理の工夫を紹介するだけでなく、はかりがなくても作れる分量表記だったり、主材料数と作業時間が記載されていることで料理を作る際の目安になったりして、「楽しく美味しくわかりやすく作れる」ことを大切にしています。しかも本当に困れば動画で作り方を確認することもできます。こうやって手取り足取り教えてもらえる環境が整っていれば、楽しく料理できるはずです。難しいことは考えずに、美味しくなることだけを考えて楽しい料理作りをしてみませんか?

文=JUNKO