「まさかの大槻!」カイジシリーズスピンオフ第2弾『1日外出録ハンチョウ』にファン沸き立つ

マンガ

公開日:2017/1/4

 福本伸行の人気漫画『賭博破戒録カイジ』の「地下チンチロ編」に登場したキャラクター、大槻が主人公を務めるスピンオフ作品『1日外出録ハンチョウ』が、2016年12月26日(月)に発売された『週刊ヤングマガジン』2017年4・5号合併号より連載を開始。カイジシリーズからのスピンオフ第二弾に喜びの声が上がると同時に「まさかの大槻!」「これ絶対おもしろいでしょw」と反響の声が沸き立っている。

 大槻は「地下チンチロ編」で、地下王国へと送られたカイジが配属となったE班の班長として登場したキャラクター。人心掌握に長けた大槻は班長権限やイカサマも利用して賭場を支配し、カイジも一度はその術中に嵌まってしまうほど。そんな強烈なキャラクター、大槻が『中間管理録トネガワ』に続くカイジスピンオフシリーズ第二弾の主人公にまさかの抜擢となった形だ。

 『中間管理録トネガワ』は累計100万部に到達するなど、本編シリーズに劣らない人気とクオリティーを誇るスピンオフとなった。今回は、一日外出券を手に入れた大槻が地上の街に赴いた、とある一日が描かれる。開始早々「ざわざわ」と、カイジの世界観も楽しめるのがファンには嬉しいところだが、大槻もまた本編と変わらないキャラクターぶりを発揮。サラリーマンの街、東京・新橋に繰り出した大槻は周囲の客に誇示するように真昼間からビールをあおるという、本編シリーズの緊張感とは一味違う日常風景を描きつつも、その中で実に大槻らしい振る舞いを見せるギャップが笑いを誘う。

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 漫画を読んだ読者からも「なにやってんだこのオッサンw」といった感想から、「このカットどっかで見たことある」と本編とのリンクを見つけたり、「大槻先生は贅沢の本当の意味を教えてくださっているんだなあ…」と大槻から教訓を得る読者が現れるなど、早速第1話から盛り上がりを見せている。

 「地下から出てきた飯テロリスト」、「外出の匠」の異名を冠せられた大槻が次に赴く街も既に予告されており、今後“ハンチョウ”大槻がどういった行動であなたの街に君臨するか、これからも大いに楽しみなところだ。