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部屋も心も人間関係もぐちゃぐちゃから脱出! ジワジワ効いてくる「月整活」とは?


『月整活 月のリズムで暮らしと心を整える30の新習慣』(景山えりか/主婦の友社)

 2017年がはじまった。これまで前のめりで予定や物事を推し進めてきてしまったという人は、今年はちょっと立ち止まって、“月”を眺めてみるのはどうだろう。

月整活 月のリズムで暮らしと心を整える30の新習慣』(景山えりか/主婦の友社)は、自然のリズムである月の満ち欠けを暮らしに取り入れて、身のまわりや心のバランスを図ろうという一冊だ。

 月は不思議なもので、眺めていると美しさに見とれたり、気持ちが落ち着いたりと、ドラキュラでもない限り、人にはいい影響を与えるもの。著者によると、そんな状態こそが人にとっては自然体で、ありのままの自分でもあるそうだ。その感覚を大事にしながら、月の満ち欠けのリズムに合わせて暮らしていくことを勧めている。月の満ち欠けは、時期により相反する2つのイメージと、4つの傾向に分かれていて、次のような意味合いをもたせたという。

新月以降が「摂取」のときで、満月以降は「排出」のとき。
・新月:心に決めて新しいことを始める
・満ちていく月:自信を持って積極的に行動する
・満月:一歩引いてやり方を見直す
・欠けていく月:次のサイクルに向けて準備する

 本書は、このサイクルに従い、月の満ち欠け周期である29.5日と旧暦の風習などを基に、29日分の暮らしのテーマが示されている。例えば「ワードローブを点検する」「床の上をスッキリさせる」のような整理整頓がテーマの日や「嫌なことは引き受けない」「オフラインの時間をつくる」といった人間関係や気持ちの整理がテーマの日もある。変わったテーマには「月を飲む」という日も。

 別に、新月からスタートしなくてもよい。暮らしや心が整うよう、次第に月のリズムに慣れていくことが大切。だから、即効性がある生活術ではない。そのかわり、コトを一気に済ますタイプの、整理整頓テクニックにありがちな時間の浪費や疲労感とは無縁だ。月と自分の関係を徐々に深めることで、心身の調和を取り戻していくのだ。また、月にまつわるコラムや言葉の解説も多くあり、月と地球は文化的にも宇宙の長い歴史をともに過ごしてきた天体なのだと改めて感じる。

 著者の景山えりか氏は、旅先で月に魅せられ、天体を学び、星空ガイドを経て「星の文筆家」となった。また、月とは切り離せない旧暦にも造詣が深く「暦文化研究家」でもある。「星空を人生の一部に」をモットーに、執筆活動や暮らしに天体と暦を取り入れた様々な工夫を提唱している。

 本書の巻末には、すぐ使える月の満ち欠けカレンダーが付いている。“自分の身のまわりと心を整える暮らし”の実践を、今宵の月を見つめることから始めるもよし。徐々に、月のリズムを暮らしのエッセンスに取り入れてみるのはいかがだろうか。

文=小林みさえ



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