人気料理研究家・きじまりゅうたさんがライザップでダイエットに挑戦! やせる食事の秘訣は?【前編】

健康・美容

更新日:2017/1/11

挑戦者/きじまりゅうたさん
1981年、東京生まれ。高校時代はアメリカンフットボールに燃える。現在はサーフィンが趣味で、この企画を始める前にもスポーツジムに通っていたためか、筋肉量はやや多め。職業柄、同年代の男性より食事の量が多いためか、脂肪の量もやや多め。二の腕やおなかまわりが気になる。

 レタスクラブ1月10日発売号では、ダイエット特集として「おうちでライザップごはん」を企画。料理研究家のきじまりゅうたさんが、話題のライザップのルールに基づいて低糖質レシピを開発し、自身も低糖質の食生活を実践。さらに、ライザップのジムに通ってマンツーマントレーニングと毎日の食事指導を受けた1か月間も紹介しています。誌面では掲載しきれなかった、日々の食事や気持ちの変化を、きじまさん自身の言葉でお伝えします。

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 10月某日、レタスクラブ編集部Kさんより電話が入る。ライザップのルールに基づく低糖質ダイエットの企画で、レシピ紹介のほかに、ダイエットにも挑戦してほしいとのこと。企画内容に興味があり、喜んで引き受ける。

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 11月初旬、ライザップ担当者と打ち合わせ。軽いノリで考えていたが、糖質コントロール、週2回以上のジム通い、可能な限りの断酒…。やばい、これは安請け合いしてしまった。打ち合わせ中にもかかわらず、史上最大級のショックに震える。企画スタートまでに心をととのえよう。

いよいよスタート! めざせマイナス5kg!

before
体重   65.7kg
体脂肪率 22.6%
脂肪量  14.8kg
BMI 25.0

ライザップトレーナー:遠山大樹さん
二人三脚で寄り添うパーソナルトレーニングジム「ライザップ」で、週2回ほどマンツーマンで筋力トレーニングと毎日の食事を指導

 11月10日。ライザップ池袋西口店で、初測定。ライザップの体組成計は体重や体脂肪、腕や足の筋肉量、脂肪量も測定でき、バランスよく筋肉と脂肪がついていることが分かる。体型判定では、「かた太り」といううれしくない分類に。1か月のダイエットで、トレーナーと相談して決めた目標は体重マイナス5kg。

 トレーナーの遠山さんとトレーニングのスケジュールを確認。これからの1か月間に、出張、料理コンテストの審査員、雑誌の料理撮影があり、その時間をぬってのジム通いはかなりタイトである。さらに食べることが仕事なだけに、どこまで低糖質の食事を実現できるのか…。トレーニングルームの下見もし、マシーンにも触れてみる。遠山さんの話を聞いて、できるかもという気持ちになってきた。とにかくがんばるしかない。

第1週 発見!ダイエットにはスキレットが大活躍

低糖質の食生活がスタート。筋肉量を増やすために、この週は2回のトレーニングのあと、両日ともたんぱく質が摂れるステーキを食べる。主食の代わりに野菜もたっぷり(写真左)。1回は外食で、たまたま入ったステーキ屋はサラダとスープが食べ放題。米抜き人にはうれしい。

 ところで、ダイエット1人分ごはんにはスキレットが役立つことに気がついた。ずっとアツアツなのでゆっくり食べられる。スキレットで豆腐ステーキを焼き、昨日の残りのチゲをかける(写真右)。
仕事がハードだったこともあり、6日目にしてついに米を食べる。罪悪感にとらわれそうになったが…。気持ちを切り替えてがんばろう。

 7日目は、レタスクラブに掲載する低糖質おかずの撮影。編集部Kさんからも、がっつり食べられると好評。

第2週 朝食は作り置きスープで毎日味変(あじへん)して楽しむ

 朝食用に具だくさんのスープを作り置きするようになる。毎日同じ味では飽きるので、味変を楽しむ。ベースは薄味にしておくと、味変をしやすい。初日は「きのことしらたきの薄味スープ」(写真左)。2日目は豆乳をプラスしてラー油をかける(写真中央)。3日目はキムチと納豆を加えてチゲ風に(写真左)。いいキムチを使ったからうまい!それまでは目を閉じれば白米を思い浮かべるような毎日だったが、この日の昼に突然、炭水化物をあまり欲しくなくなった。体質が変わった? トレーナーの遠山さんによると、「糖質オフを始めてから1~2週間が山場です」とのこと。トンネルを抜けたか?

 13日目、恐れていた2泊3日の新潟出張に。夜は地元の方々と会食。糖質コントロールをしていると言っても、お酒をガンガンすすめられる。断れず日本酒を5合ほどいただいた。14日目は我慢できず、新米を少しいただく。さすがに、寝る前にはホテルで筋トレを。ライザップはリカバリー法も教えてくれる。

第3週 野菜としては腹持ちのよいキャベツが食卓に頻出!

 キャベツは腹持ちがよく、加熱すると甘い。甘いはうまい…。作り置きもかねて、叩いたえびととり肉のロールキャベツ(写真左)を多めに作る。キャベツとわさび菜のあえもの、キャベツとブロッコリーの梅肉あえ(写真右)などもおいしく、キャベツを頻繁に活用する。

 この週は、新潟出張と京都出張の間でトレーニングは一回のみ。しかし、低糖質の食事にも慣れて体が変わってきているためか、22%だった体脂肪率が19%に。脂肪量は2kgも落ちていた。腹筋にも縦線が現れはじめる。トレーナーの遠山さんの指導のおかげだ。

第4週 たんぱく質が足りないと思ったら、とにかく卵!

 たんぱく質補給のために肉を食べることが多いが、材料を買う時間がないときは、冷蔵庫の卵が活躍する。野菜スープにゆで卵をプラスしたり(写真左)、定番のスキレットで煮豚、大根の煮ものを温めているところに卵を割り入れて目玉焼きにする(写真中央)など、手軽に補給できる。

 しかし、今週は、料理コンテストの審査員として肉料理40品を試食し、仕事の打ち上げでしゃぶしゃぶとすき焼きを食べるなど、さすがに食べ過ぎてしまった。摂取カロリーを抑えたいときには「しらたきの塩ラーメン風」(写真右)がおすすめ。ラーメン気分が味わえる。

 今週はジムに3回通った。トレーナーの遠山さんからは「数値だけでなく見た目の変化に驚きます」と言われる。あと2日で計測日。どんな結果が出るのかドキドキ……。

 30日間のダイエット生活を過ごしたきじまりゅうたさん。編集担当者から見ても、おなかまわりがすっきりして、体がしまっている印象を受けました。本当にすごい! ご本人もドキドキする測定の結果は次回発表。どうぞお楽しみに。

写真=きじまりゅうた(料理) 大川晋児(人物) 構成=早川徳美

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