市販の板チョコで作る本格クッキー&ケーキ! 簡単チョコレシピ♪(メンズの感想付き)【不器用女子が作ってみた】

食・料理

更新日:2017/2/10


『CHOCOLATE BAKE 板チョコで作れるクッキー、マフィン、ケーキ』(ムラヨシマサユキ/主婦と生活社)

2月といえば、女子にとって無視できないイベント「バレンタイン」。すっかりチョコレート一色のショーウインドウを前にして、今年は手作りにするか、買って済ませてしまうか悩んでいる女子も多いのでは? まだ何も準備してないし、そもそも作るの面倒くさい……そんな幾多の女子の思いを背負い、料理苦手、お菓子作りなんてもってのほかの不器用女子である筆者が『CHOCOLATE BAKE 板チョコで作れるクッキー、マフィン、ケーキ』(ムラヨシマサユキ/主婦と生活社)で、お菓子作りに挑戦しました!

 同書はクッキーやマフィン、ガトーショコラ、チョコレートケーキまで、あらゆる焼き菓子を網羅しているので、なにを作ろうか迷ってしまいますが、基本の行程は材料を入れる、ぐるぐる混ぜる、型に入れる、焼く! ……ここだけ聞くと超イージーモードに聞こえますが、果たして?

大量配布にぴったり! ざくざく感が魅力の「グラノーラとチョコチップのクッキー」(P.13)

 一度にたくさん作れて万人受け間違いなしのクッキーは、荒く砕いたグラノーラとチョコチップを入れることで満足感がアップ! 薄焼きクッキーだとどうしても形に目がいくけど、これはグラノーラとチョコチップのボリューム感によってイビツな形も気にならなくなるのが、不器用女子としては嬉しい限り。実際このクッキーは型抜きもせず、生地を適当にスプーンですくってシートに載せ、焼いただけ。最初はクッキーにグラノーラ? と不安でしたが、グラノーラによって生地が一気にかさ増しされて見た目も豪華になりました。フルーツ入りや味付きのグラノーラでアレンジしても良さそうです。

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 実際に男性にも食べてもらって、感想をいただきました。

「薄焼きのクッキーより、大きめで食べ応えのあるクッキーが好きな自分には、このボリュームは嬉しいかも。分厚いクッキーが好きな人は、絶対好きだと思います。中までぎっしり詰まったグラノーラとクッキーの相性もいいし、これだったら義理でも嬉しい!」

簡単なのに手が込んでる風 くるみたっぷり「ブラウニー」(P.61)

 ブラウニーはインスタントコーヒーを少し加えることで、風味がでて、ぐっと奥深い味わいに。材料を入れて混ぜ合わせ型に入れて流し込むだけと、不器用女子もびっくりの簡単さなのに、美味しくできて感動しました。しっとりしたチョコレートのなかに、くるみの歯ごたえを感じる濃厚な味わいは誰にあげても恥ずかしくない出来、と豪語できます! 個人的には三種類のなかで一番、完成度が高かったです。

「チョコレートの甘さとくるみの香ばしさがバランスとれていて、軽くて食べやすかった。しっかり味がついてるのに甘すぎないから、何個でもいけそうです」と男性からも高評価。

本命チョコは、混ぜて焼くだけの本格ガトーショコラ(P.83)

 バレンタインといえば、大好きな人に普段は伝えられない思いを届ける日。大切な人にはいつもより少し手の込んだものをあげたいものだけど、いかんせん面倒くさいのは嫌なので、やっぱりいかに簡単に美味しく作れるかがポイントだったりします。このガトーショコラは材料をすべて混ぜ合わせ、型に入れて30分焼くだけ。おそらくどんな不器用女子でも失敗しないと思います。ブラックチョコレートを使用したガトーショコラは、甘さ控えめでスイーツが苦手な男性にもおすすめ。粉砂糖と生クリーム、ミントの葉を飾るだけで、カフェで出てくるような可愛らしいガトーショコラが完成しました。

「やっぱりケーキって見た目もキレイだし、本命っぽくて、もらえると嬉しいです! お店のガトーショコラと違って素朴な味わいなのも、手作りっぽくていい」と試食した男性のテンションも高め。

不器用女子でも、市販の板チョコだけで簡単に作れた!

 実は私って器用なのかもしれない……という錯覚すら起こすほど、3つとも思っていた以上に簡単かつ美味しくできてしまいました。『CHOCOLATE BAKE』に載っているレシピは、すべて市販の板チョコや手軽に手に入る材料で作れるのも魅力。著者の料理研究家ムラヨシマサユキさんは「家で作るからおいしい」をコンセプトに、シンプルでわかりやすく誰が作ってもおいしく仕上がるレシピの提案に定評があるそう。なるほど、どうりで私でも美味しく作れるはずです!

「3つともすごく手がこんでる印象で、まさかこんな簡単に作ってるとは絶対思えない! 騙されました(笑)」と男性陣にも大好評の簡単レシピで、今年のバレンタインを成功させてみてはいかがでしょうか。

文=藤野ゆり(清談社)