「実家暮らしは引っ越せ!」――1000人との婚活から導いた“結婚までの最短ルート”

恋愛・結婚

公開日:2017/3/17

『恐怖の婚活回想記』(三重県/KADOKAWA)

 「結婚したい……」。アラサー女子になってくると、周囲からそんな声が聞こえない日はない。だが結婚に積極的なのに、彼氏さえできない方もいるだろう。フェイスブックの「結婚しました」報告や、結婚式の招待状に怯える日々を過ごすアラサー女子も多いのでは……。

 そんな「結婚したいけど、できない」と悩んでいる方、まず「実家暮らしなら、今すぐ家を出たほうがいい」。その理由は『恐怖の婚活回想記』(三重県/KADOKAWA)が教えてくれる。

 本書は「1000回以上の失敗、本やモテ女を研究し、戦友たちと共に試行錯誤した実体験からいえる」大人気の婚活ブロガー三重県さんが「最短ルートで幸せをつかめるように」と書いてくれた婚活本である。

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◆「実家暮らしだと結婚は10年遅れる!?」 その理由とは?

 周囲にいるアラフォー独身女子たちの共通点は、「ほぼ全員が実家暮らし」だと気づいた著者。あまりにも実例が多かったため、彼女たちにヒアリングした結果、因果関係が分かってきたそうだ。

 それは「親兄弟がいて寂しくない」こと。

 「家族とはそれほど仲良くないよ? むしろうっとうしいし……」と思われる方もいるだろう。だが、仕事や婚活で傷つき、疲れきった時、「一つ屋根の下に誰かがいるといないとでは、孤独感が変わってくる」。反対に言えば、一人暮らしの「孤独感」は「早く結婚したい!!」という気持ちの原動力になっているのだ。

 その他にも、実家暮らしの弊害はある。

 「生活レベルが無条件にかなり引き上げられる」こと(一人暮らしだった場合に必要な家賃、食費などの経費は控えめで、その分海外旅行に行けたり、気軽に洋服を買えたりできるのは、実家暮らしだからこその「恵まれた環境」なのに、それが結婚生活の基準になってしまう)。「たとえ料理が得意でも、『どうせお茶漬けくらいでしょ?』と男になめられる」、「男性から『じゃあ、今晩飲みに行こうよ!』などのお誘いの声がかかりにくい」。結果として、「実家」は「婚活女子」のデメリットになることが多いそうだ。

◆合コンは「相手探し」より「リトマス紙」! 「モテ力」を鍛える練習場と心得よ!!

「合コンはチャラい。結婚にはつながらない」と拒絶反応を示す女子も多いそうだが、毛嫌いするのはもったいない。実は合コンほど忍耐力とコミュニケーション能力が必要とされる場所はない。初対面の人と話し、いやらしくならないように自己PRをするなど、自然とコミュニケーション力が上がっていくという利点がある。

 また、合コンは「相手」を目的にせず、「あなたなりの魅力アピールへの反応を確認するリトマス紙」だと考えるのがベストだ。

 たとえば「この職業にはこの話がモテたな~」とか、「この服装は男子ウケするみたい」といった「男性への理解」を深めることもできるし、反対に「私、本当はこんなタイプの男性が好みだったのか」と自己分析につなぐこともできる。

 合コンは「獲物と自分を知るための練習に使う気持ちで臨んでいただきたい」とのこと。そのためにも、フットワーク軽く参加し、終わった後も女子同士で愚痴るのではなく、「復習」も忘れないように。メンバーの特徴と自身の評価や、相手からウケがよかった会話をメモして「モテ力」を培っていくべし。

 また「オタク男子は誠実・堅い仕事・高学歴」が未婚で残っている狙い目市場であるとか、「何度目のデートでカラダを許せばいい?」などなど、「婚活に本気で挑んだ著者だからこそ」知る耳より情報&お悩み解決が満載の本書。

 人生で「今」が一番若い時。本気で結婚したいなら、行動あるのみだ!

文=雨野裾